学術大会の開催について

学会会員の皆様

本日で東日本大震災から1ヶ月がたちました。被災された会員のみなさまには心からお見舞い申し上げます。また、尊い命を失われた多くの方々のご冥福もお祈りいたします。この度の震災は東北太平洋側や北関東の一部の被災にとどまらず、多くの地域に地震・原発事故の影響をもたらしております。日本がみなの力を合わせて長期にわたり救援・復興をしていかなければいけないものです。本学会としてもできる限りの力を尽くしたいと考えているところです。

さて、先に学会ホームページで会員の皆様に、本年度学会大会の開催予定校であった東北大学が被災したために東北大学での開催が難しくなったこと、しかしながら、既に発表申し込みをされている会員のご意向を生かす形で代替的措置がとれないかどうか、常任委員会において検討していることを連絡しておりました。4月10日、國學院大學で開催された常任委員会において、北海道大学での大会開催を決定しましたのでご報告いたします。

6月11-12日(当初の予定より1週間早まります)に、北海道大学において第19回「宗教と社会」学会学術大会を開催いたします。現在、テーマセッション3部会、一般研究報告は19本を予定しており、特別企画として「宗教者・宗教団体による震災救援の現状報告」を設けます。

震災被災者への救援がまだ十分に届いていないこの時期に学会大会を開催し、研究活動を続けることについて、会員の皆様には様々な考え・思いを抱かれることと思います。このことを常任委員会において時間をかけて議論をしました。発表の申し込みをされていた全ての会員の方が、大会開催日時・場所の変更にもかかわらず、発表のご意向をお知らせいただいたことは実に心強いことでしたし、また、大会実施の責任を感じたところです。

大会実施の詳細については、大会校の北海道大学から、また、詳しい連絡があります。ひとまず、会員の皆様には、北海道大学での大会開催予定をご連絡いたしました。是非、ご予定に入れてくださるようお願い申し上げます。

会長 櫻井義秀

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