論文 | ||
現代日本の性的節制言説における「スピリチュアル」なものの表れ方 | 藤本篤二郎 | 1 |
在日インドネシア人ムスリムの組織化と多層化―モスク建設の動きを中心に― | 野中 葉 | 17 |
キリスト教と更生支援―「NPO法人オリーブの家」の事例を通して― | 堀川みき | 33 |
地蔵信仰における石と布―山形県村山地域における地蔵の被服調査から― | 君島彩子 | 47 |
研究ノート | ||
上座部仏教の前近代・近代を捉える視点 | 矢野秀武 | 63 |
展望 | ||
「近代日本宗教史」という問題系―山口輝臣氏の『近代日本宗教史』書評論文に接して― | 末木文美士・大谷栄一 | 71 |
書評とリプライ | ||
亀山光明著『釈雲照と戒律の近代』 | 奥山直司 | 79 |
書評へのリプライ | 亀山光明 | 81 |
小林惇道著『近代仏教教団と戦争―日清・日露戦争期を中心に』 | 大澤広嗣 | 84 |
書評へのリプライ | 小林惇道 | 88 |
井川裕覚著『近代日本の仏教と福祉―公共性と社会倫理の視点から』 | 髙瀨顕功 | 90 |
書評へのリプライ | 井川裕覚 | 93 |
福島栄寿著『近代日本の国家と浄土真宗―戦争・ナショナリズム・ジェンダー』 | 碧海寿広 | 95 |
書評へのリプライ | 福島栄寿 | 97 |
藤井修平著『科学で宗教が解明できるか―進化生物学・認知科学に基づく宗教理論の誕生』 | 井上順孝 | 101 |
書評へのリプライ | 藤井修平 | 105 |
辻井敦大著『墓の建立と継承―「家」の解体と祭祀の永続性をめぐる社会学』 | 問芝志保 | 108 |
書評へのリプライ | 辻井敦大 | 112 |
櫻井義秀著『統一教会 性・カネ・恨から実像に迫る』 | 川島堅二 | 114 |
書評へのリプライ | 櫻井義秀 | 117 |
田中鉄也著『揺り動かされるヒンドゥー寺院―現代インドの世俗主義、サティー女神、寺院の公益性』 | 外川昌彦 | 120 |
書評へのリプライ | 田中鉄也 | 124 |
外川昌彦著『岡倉天心とインド―「アジアは一つ」が生まれるまで』 | 井上 瞳 | 126 |
書評へのリプライ | 外川昌彦 | 130 |
小池靖著『心理療法が宗教になるとき―セラピーとスピリチュアリティをめぐる社会学』 | 松島公望 | 132 |
書評へのリプライ | 小池靖 | 136 |
テーマセッション | ||
1.学術出版と人文・社会科学のゆくえ | 伊藤雅之 | 138 |
1. 趣旨説明 | 138 | |
2.伊藤雅之「米国留学のなかでの学術書とその後の展開」 | 138 | |
3.芳賀 学「人文・社会科学出版をめぐるフィールドノート」 | 140 | |
4.「人文・社会科学出版の現在」 | 142 | |
5.「学術出版編集者と研究者の織りなすダイナミズム」 | 144 | |
6.「フロアからの質問」 | 145 | |
2.『無縁社会の葬儀と墓』を解剖して再起動する―研究領域「慰霊・葬祭」の縁を新たに紡ぐ試み | 土居 浩 | 148 |
1. 企画趣旨 | 148 | |
大場あや「第1報告 都市化と葬制」 | 148 | |
問芝志保「第2報告 都市の墓制」 | 151 | |
土居 浩「第3報告 あらためての総論」 | 153 | |
平山 昇「コメント」 | 155 | |
討論 | 157 | |
3.戦時下の教会―体制転換後のウクライナとその周辺国における宗教・国家・社会 | 井上まどか | 158 |
1. 趣旨説明 | 158 | |
2.討論にあたって | 159 | |
新刊短評 | ||
熊田一雄著『格差社会の宗教文化―「民衆」宗教の可能性を再考する』 | 栗田英彦 | 163 |
櫻井義秀著『東アジア宗教のかたち:比較宗教社会学への招待』 | 奈良雅史 | 164 |
中野毅、平良直、粟津賢太、井上大介編『占領改革と宗教―連合国の対アジア政策と複数の戦後世界』 | 一色 哲 | 165 |
由谷裕哉編『能登の宗教・民俗の生成』 | 藤喜一樹 | 166 |
栗田英彦編『「日本心霊学会」研究:霊術団体から学術出版への道』 | 粟津賢太 | 167 |
中野智世・前田更子・渡邊千秋・尾崎修治編著『カトリシズムと生活世界―信仰の近代ヨーロッパ史』 | 佐藤啓介 | 168 |
横山茂雄・竹下節子・清義明・堀江宗正・栗田英彦・辻隆太郎・雨宮純著『コンスピリチュアリティ入門―スピリチュアルな人は陰謀論を信じやすいか』 | 芳賀 学 | 169 |
高橋沙奈美著『迷えるウクライナ―宗教をめぐるロシアとのもう一つの戦い』 | 井上まどか | 170 |
藏本龍介編『宗教組織の人類学―宗教はいかに世界を想像/創造しているか』 | 永岡 崇 | 171 |
櫻井義秀・猪瀬優理編『創価学会―政治宗教の成功と隘路』 | 川端 亮 | 172 |
伊藤耕一郎著『スピリチュアルのリアル 精神世界再考―新潮流としての「霊性にかんする協働組織」の研究を中心に』 | 河西瑛里子 | 173 |
特集 | ||
キリスト教研究のこれまでと、これから―他学会との比較・交流の視点から | 一色 哲 | 174 |
宗教学と心理学との「新たな連携・協働」―宗教心理学の立場から | 西脇 良 | 178 |
宗教と社会調査 | 川端 亮 | 182 |
論文 | ||
日本中世社会における「癩」へのまなざし―罰文機能の変化から見た― | 本間大善 | 1 |
マダガスカル現代政治史における政教関係―マダガスカルのライシテ― | 上野庸平 | 15 |
デスカフェの特徴と個人の宗教化 | 髙多留美 | 31 |
災害支援における長期ボランティアの動機と宗教の関係性―カリタス釜石を事例として | 内田朋美 | 47 |
四国遍路記の難所の変遷から見る道空間の変容―比較の視点から― | 河野昌広 | 63 |
現代日本の葬儀における僧侶役割の揺らぎと模索 | 磯部美紀 | 77 |
聖公会の沖縄伝道と在来宗教―機関紙『時報』を中心として― | 古澤健太郎 | 93 |
沖縄神社県社祭と首里城―祭りをめぐる連続と断絶― | 及川高 | 107 |
書評論文 | ||
島薗進・末木文美士・大谷栄一・西村明編『近代日本宗教史』全 6 巻 | 山口輝臣 | 123 |
研究ノート | ||
近世中欧の造形芸術における「山口の宗論(1551年)」の描写―宗派間の紛争およびザビエル崇敬との関係― | 大場はるか | 127 |
北大宗教学講座の創設について―旧帝大系宗教学の再検討― | 宮嶋俊一 | 135 |
書評とリプライ | ||
吉永進一著『神智学と仏教』 | 岩田文昭 | 141 |
荒木亮著『現代インドネシアのイスラーム復興―都市と村落における宗教文化の混成性』 | 加藤久典 | 146 |
書評へのリプライ | 荒木亮 | 149 |
伊藤雅之著『現代スピリチュアリティ文化論―ヨーガ、マインドフルネスからポジティブ心理学まで―』 | Ioannis GAITANIDIS | 151 |
書評へのリプライ | 伊藤雅之 | 155 |
井上順孝著『神道の近代―変貌し拡がりゆく神々』 | ヘレン・ハーデカー | 158 |
書評へのリプライ | 井上順孝 | 160 |
大谷栄一編著『戦後日本の宗教者平和運動』 | 吉田尚文 | 161 |
書評へのリプライ | 大谷栄一 | 164 |
木村武史著『北米先住民族の宗教と神話の世界―歴史と文化交渉の視点から―』 | 鈴木正崇 | 167 |
書評へのリプライ | 木村武史 | 170 |
黒田賢治著『戦争の記憶と国家―帰還兵が見た殉教と忘却の現代イラン―』 | 今井昭彦 | 172 |
書評へのリプライ | 黒田賢治 | 176 |
佐々充昭著『朝鮮近代における大倧教の創設 檀君教の再興と羅喆の生涯』 | 丹羽泉 | 178 |
書評へのリプライ | 佐々充昭 | 181 |
島薗進著『戦後日本と国家神道―天皇崇敬をめぐる宗教と政治―』 | 藤田大誠 | 184 |
書評へのリプライ | 島薗進 | 188 |
清水亮著『「予科練」戦友会の社会学―戦争の記憶のかたち』 | 田中悟 | 190 |
書評へのリプライ | 清水亮 | 193 |
鈴木正崇著『女人禁制の人類学―相撲・穢れ・ジェンダー―』 | 塩月亮子 | 196 |
書評へのリプライ | 鈴木正崇 | 200 |
高橋原・堀江宗正著『死者の力――津波被災地「霊的体験」の死生学』 | 宮澤安紀 | 202 |
書評へのリプライ | 堀江宗正 | 206 |
山口輝臣編著『渋沢栄一はなぜ「宗教」を支援したのか』 | 栗田英彦 | 207 |
書評へのリプライ | 山口輝臣 | 211 |
山口瑞穂著『近現代日本とエホバの証人―その歴史的展開』 | 櫻井義秀 | 213 |
書評へのリプライ | 山口瑞穂 | 217 |
テーマセッション | ||
1.環ヒマラヤのチベット仏教―南アジアにおける「他者」との間合いをめぐって | 別所裕介 | 219 |
1. 趣旨説明 | 219 | |
2.別所裕介「ポスト王政期ネパールにおける脱ヒンドゥー化と「ヒマラヤ仏教徒」の名乗り」 | 220 | |
3.宮本万里「ブータン仏教と王権の位相~国民文化形成における排除と包摂の契機をめぐって」 | 222 | |
4.宮坂清「ラダック仏教徒による連邦直轄領化運動とカシミール紛争」 | 224 | |
5.榎木美樹「インドの亡命チベット人社会―チベット難民とヒンドゥー政治団体の部分的連携―」 | 225 | |
6.吉村誠「コメント」 | 227 | |
7.質疑と全体の総括 | 228 | |
新刊短評 | ||
今井昭彦著『「北鎮都市」札幌と戦没者慰霊―護国神社の成立まで―』 | 塚田穂高 | 229 |
加藤久典著『インドネシア―世界最大のイスラームの国』 | 野中葉 | 230 |
櫻井義秀・平藤喜久子編著『現代社会を宗教文化で読み解く―比較と歴史からの接近』 | 福田雄 | 231 |
島薗進・奥山倫明編『いまを生きるための宗教学』 | 岡本亮輔 | 232 |
高尾賢一郎著『サウジアラビア―「イスラーム世界の盟主」の正体』 | 安田慎 | 233 |
橋迫瑞穂著『妊娠・出産をめぐるスピリチュアリティ』 | 平野直子 | 234 |
長谷部八朗監修 講研究会編集委員会編『人のつながりの歴史・民俗・宗教―「講」の文化論―』 | 笠井賢紀 | 235 |
藤本頼生著『東京大神宮ものがたり 大神宮の一四〇年』 | 平山昇 | 236 |
論文 | ||
「宗教統一」とアジア主義―大本教と道院・世界紅卍字会の連合運動「世界宗教連合会」の活動実態から― | 玉置文弥 | 1 |
中学校期における道徳性の発達的傾向を測定する尺度の開発 | 大門耕平 宇田川千帆 |
17 |
書評論文 | ||
石井公成(監修)、近藤俊太郎・名和達宣(編)『近代の仏教思想と日本主義』 オリオン・クラウタウ(編)『村上専精と日本近代仏教』 大谷栄一・大友昌子・永岡正己・長谷川匡俊・林淳(編)『吉田久一とその時代』 |
谷川 穣 | 33 |
書評とリプライ | ||
李和珍著『グローバル化時代の日韓新宗教―妙智會教団と圓佛教―』 | 川瀬貴也 | 39 |
書評へのリプライ | 李 和珍 | 42 |
石原和著『「ぞめき」の時空間と如来教―近世後期の救済論的展開―』 | 荻原 稔 | 45 |
書評へのリプライ | 石原 和 | 49 |
井上順孝著『グローバル化時代の宗教文化教育』 | 中西尋子 | 51 |
書評へのリプライ | 井上順孝 | 55 |
大谷栄一著『近代仏教というメディア―出版と社会活動―』 | 大澤広嗣 | 57 |
書評へのリプライ | 大谷栄一 | 61 |
岡本圭史著『せめぎ合う霊力―ケニア・ドゥルマ社会におけるキリスト教と妖術の民族誌―』 | 梅屋 潔 | 63 |
書評へのリプライ | 岡本圭史 | 67 |
小尾淳著『近現代南インドのバラモンと賛歌―バクティから芸術、そして「文化資源」へ―』 | 岩谷彩子 | 69 |
書評へのリプライ | 小尾 淳 | 72 |
沢辺満智子著『養蚕と蚕神―近代産業に息づく民俗的想像力―』 | 平山 昇 | 75 |
書評へのリプライ | 沢辺満智子 | 79 |
問芝志保著『先祖祭祀と墓制の近代―創られた国民的習俗―』 | 井上治代 | 81 |
書評へのリプライ | 問芝志保 | 85 |
永岡崇著『宗教文化は誰のものか―大本弾圧事件と戦後日本―』 | 猪瀬優理 | 87 |
書評へのリプライ | 永岡 崇 | 91 |
朴炳道著『近世日本の災害と宗教―呪術・終末・慰霊・象徴―』 | 粟津賢太 | 93 |
書評へのリプライ | 朴 炳道 | 96 |
八木久美子著『神の嘉する結婚―イスラムの規範と現代社会―』 | 高尾賢一郎 | 98 |
書評へのリプライ | 八木久美子 | 100 |
テーマセッション | ||
1 「 宗教学と心理学の共同研究のための基盤構築および実施」の試み―宗教、スピリチュアリティを追究するための「新たな連携・協働」の提案― | 松島公望 | 103 |
企画趣旨 | 103 | |
藤井修平「研究プロジェクトの経過報告.実証的宗教研究の方法論をめぐる議論を提起する」 | 103 | |
Masami Takahashi「コメント①: 心理学の立場から.宗教と心理学:アリストテレスの四原因説から見た協働の可能性(Religion and psychology: Potential collaborationfrom a perspective of Aristotelian Four Causes)」 | 108 | |
ムスリン・イーリャ「コメント②:宗教学の立場から.学術界における諸対立に関する一考」 | 109 | |
松島公望「テーマセッションのまとめ.「宗教学と心理学の共同研究のための基盤構築および実施」の具体的な形―研究プロジェクトの概要―」 | 110 | |
2 コロナ禍における宗教研究の課題と可能性 | 滝澤克彦 | 113 |
1. 趣旨説明 | 113 | |
2. 伍嘉誠「コロナ禍における香港の宗教研究」 | 113 | |
3. 見原礼子「コロナ禍における西欧諸国のイスラームフォビア」 | 114 | |
4. 滝澤克彦「宗教研究および研究指導におけるデジタル資料の活用」 | 115 | |
5. 矢野秀武「オンライン化による学会・学術大会の変容」 | 117 | |
6.コメントと討論 | 118 | |
ブックレビュー | ||
アーネスト・カーツ著 葛西賢太・岡崎直人・菅仁美訳『アルコホーリクス・アノニマスの歴史―酒を手ばなした人びとをむすぶ―』 | 小池 靖 | 121 |
荒川敏彦著『「働く喜び」の喪失―ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を読み直す―』 | 村田充八 | 122 |
今井昭彦著『近代日本と高崎陸軍埋葬地』 | 西村 明 | 123 |
櫻井義秀編著『中国・台湾・香港の現代宗教』 | 小林宏至 | 124 |
芝山豊・滝澤克彦・都馬バイカル・荒井幸康編『聖書とモンゴル─翻訳文化論の新たな地平へ─』 | 藤原潤子 | 125 |
高尾賢一郎・後藤絵美・小柳敦史編『宗教と風紀―〈聖なる規範〉から読み解く現代―』 | 田中浩喜 | 126 |
長谷千代子・別所裕介・川口幸大・藤本透子編著『宗教性の人類学―近代の果てに、人は何を願うのか―』 | 櫻井義秀 | 127 |
玄武岩・藤野陽平編『ポストコロナ時代の東アジア―新しい世界の国家・宗教・日常―(アジア遊学253)』 | 弓山達也 | 128 |
藤田庄市著『現代山岳信仰曼荼羅』 | 小林奈央子 | 129 |
藤原聖子著『宗教と過激思想―現代の信仰と社会に何が起きているか―』 | 塚田穂高 | 130 |
山田義裕・岡本亮輔編『いま私たちをつなぐもの拡張現実時代の観光とメディア』 | 平藤喜久子 | 131 |
山中弘編『現代宗教とスピリチュアル・マーケット』 | 小島伸之 | 132 |
ヤン・プランパー著『感情史の始まり』 | 諸岡了介 | 133 |
由谷裕哉編『神社合祀再考』 | 冬月 律 | 134 |
論文 | ||
金光教の組織化における教会制度と教えの関係 | 藤井麻央 | 1 |
新生活運動と「冠婚葬祭の簡素化」―広報にみる地域住民の論理と「共同化」への動き― | 大場あや | 17 |
ニクラス・ルーマンの「世俗化」論 ―近代社会における宗教の存立問題― | 畠中茉莉子 | 33 |
地方都市における僧侶による葬儀実践の模索―法話に注目して― | 磯部美紀 | 49 |
日本におけるイスラームへの改宗プロセスの分類―「結婚」に還元されない諸経験に着目して― | 桂 悠介 | 65 |
研究ノート | ||
カミサマ信仰と赤倉信仰との関連についての定量的研究 | 安達知郎 | 81 |
ひかりの輪のオウム真理教(Aleph)との別団体化過程 | 尾堂修司 | 89 |
書評とリプライ | ||
安達智史著『再帰的近代のアイデンティティ論―ポスト 9 ・11時代におけるイギリスの移民第二世代ムスリム―』 | 高橋典史 | 97 |
書評へのリプライ | 安達智史 | 100 |
今井昭彦著『近代群馬と戦没者慰霊』 | 土居 浩 | 103 |
書評へのリプライ | 今井昭彦 | 106 |
大谷栄一著『日蓮主義とはなんだったのか―近代日本の思想水脈―』 | 平山 昇 | 108 |
書評へのリプライ | 大谷栄一 | 112 |
栗田英彦/塚田穂高/吉永進一編著『近現代日本の民間精神療法―不可視なエネルギーの諸相―』 | 隈元正樹 | 114 |
書評へのリプライ | 栗田英彦 | 117 |
黒﨑浩行著『神道文化の現代的役割―地域再生・メディア・災害復興―』 | 板井正斉 | 120 |
書評へのリプライ | 黒﨑浩行 | 123 |
國學院大學研究開発推進センター編・阪本是丸責任編集『近代の神道と社会』 | 由谷裕哉 | 126 |
書評へのリプライ | 宮本誉士 | 130 |
西田彰一著『躍動する「国体」―筧克彦の思想と活動―』 | 栗田英彦 | 132 |
書評へのリプライ | 西田彰一 | 136 |
藤田大誠編『国家神道と国体論―宗教とナショナリズムの学際的研究―』 | 島薗 進 | 138 |
書評へのリプライ | 藤田大誠 | 142 |
冬月 律著『過疎地神社の研究―人口減少社会と神社神道―』 | 櫻井治男 | 144 |
書評へのリプライ | 冬月 律 | 147 |
堀江宗正著『ポップ・スピリチュアリティ―メディア化された宗教性―』 | 河西瑛里子 | 150 |
書評へのリプライ | 堀江宗正 | 153 |
真鍋一史著『宗教意識の国際比較―質問紙調査のデータ分析―』 | 横井桃子 | 156 |
書評へのリプライ | 真鍋一史 | 160 |
宮脇聡史著『フィリピン・カトリック教会の政治関与―国民を監督する「公共宗教」―』 | 渡部奈々 | 162 |
書評へのリプライ | 宮脇聡史 | 165 |
吉田尚文著『五井昌久の思想と生涯―「世界人類が平和でありますように」の創始者―』 | 永岡 崇 | 168 |
書評へのリプライ | 吉田尚文 | 171 |
ブックレビュー | ||
梅棹忠夫著・中牧弘允編著『梅棹忠夫の「日本人の宗教」』 | 黒崎浩行 | 175 |
櫻井義秀編著『アジアの公共宗教―ポスト社会主義国家の政教関係―』 | 井上まどか | 176 |
繁田真爾著『「悪」と統治の日本近代』 | アダム・ライオンズ | 177 |
杉本良男・松尾瑞穂編『聖地のポリティクス―ユーラシア地域大国の比較から―』 | 天田顕徳 | 181 |
高埜利彦著『日本史リブレット86 江戸時代の神社』 | 秋野淳一 | 182 |
嵩満也・吉永進一・碧海寿広編著『日本仏教と西洋世界』 | 守屋友江 | 183 |
平藤喜久子編『ファシズムと聖なるもの/古代的なるもの』 | 西村 明 | 184 |
三木英編著『被災記憶と心の復興の宗教社会学―日本と世界の事例に見る―』 | 福田 雄 | 185 |
村上紀夫著『近世京都寺社の文化史』 | 鈴木聡子 | 186 |
McLaughlin, Levi著 Soka Gakkai’s Human Revolution: The Rise of a Mimetic Nation in Modern Japan | 中野 毅 | 187 |
本文リンク(J-STAGE) | ||
論文 | ||
ムスリムに対する受容的態度の日韓における規定要因―統合脅威理論の立場から― | 向井智也・金信遇・木村真利子・近藤文哉・松木祐馬 | 1 |
シンクレティズム再定位―インド・シッキム州における民俗宗教の事例から― | 山岸哲也 | 17 |
アルゼンチンの「国民的和解」とカトリック教会―誰が誰を赦すのか― | 渡部奈々 | 33 |
書評とリプライ | ||
相澤秀生・川又俊則編著『岐路に立つ仏教寺院―曹洞宗宗勢総合調査2015年を中心に』 | 徳田剛 | 49 |
荻原稔著『井上正鐡門中・禊教の成立と展開―慎食・調息・信心の教え―』 | 永井美紀子 | 54 |
金セッピョル著『現代日本における自然葬の民族誌』 | 宮澤安紀 | 60 |
島薗進著『明治大帝の誕生―帝都の国家神道化―』 | 粟津賢太 | 66 |
丹羽宣子著『〈僧侶らしさ〉と〈女性らしさ〉の宗教社会学―日蓮宗女性僧侶の事例から―』 | 寺田喜朗 | 72 |
星野英紀・弓山達也編『東日本大震災後の宗教とコミュニティ』 | 三木英 | 78 |
堀江宗正編『宗教と社会の戦後史』 | 大澤広嗣 | 84 |
渡辺雅子著『韓国立正佼成会の布教と受容』 | 李賢京 | 90 |
テーマセッション | ||
1 『現代人の信仰構造』の成果と課題 | 問芝志保 | 97 |
趣旨 | 97 | |
報告1 髙橋秀慧「「現代仏教界をめぐる宗教状況」の現在」 | 97 | |
報告2 問芝志保「都市の墓地問題の再検討」 | 99 | |
報告3 大場あや「「宗教浮動人口」と骨仏―その先駆性と意義―」 | 101 | |
報告4 黒崎浩行「都市流入者の宗教生活に関する研究実践としての共通性と特異性」 | 103 | |
小島伸之「コメント」 | 105 | |
討論 | 106 | |
2 宗教をめぐる調査・研究の倫理―現代的課題にどう向き合うか― | 平藤喜久子 | 107 |
1.趣旨と概要 | 107 | |
2.弓山達也「減点主義から加点主義へ―関与型調査の研究倫理―」 | 108 | |
3.櫻井義秀「カルト視される教団への調査と圧力の諸相」 | 110 | |
4.井上治代「調査される側から見た研究倫理」 | 112 | |
5.飯嶋秀治「調査倫理から教育ガイドラインへ」 | 114 | |
6.井上順孝「コメント」 | 116 | |
ブックレビュー | ||
大谷栄一編『ともに生きる仏教――お寺の社会活動最前線』 | 横井桃子 | 117 |
大谷栄一・菊地暁・永岡崇編著『日本宗教史のキーワード――近代主義を超えて』 | 星野靖二 | 118 |
小杉泰・黒田賢治・二ツ山達朗編著『大学生・社会人のためのイスラーム講座』 | 高尾賢一郎 | 119 |
櫻井義秀編著『宗教とウェルビーイング―しあわせの宗教社会学』 | 松島公望 | 120 |
宗教文化教育推進センター編『解きながら学ぶ日本と世界の宗教文化』 | 齋藤知明 | 121 |
那須英勝・本多彩・碧海寿広編『現代日本の仏教と女性―文化の越境とジェンダー』 | 丹羽宣子 | 122 |
森岡清美著『新版 真宗教団と「家」制度』 | 大場あや | 123 |
堀江宗正責任編集『いま宗教に向きあう1 現代日本の宗教事情 〈国内編Ⅰ〉』 | 井上順孝 | 124 |
西村明責任編集『いま宗教に向きあう2 隠される宗教、顕れる宗教 〈国内編Ⅱ〉』 | 中野毅 | 125 |
藤原聖子責任編集『いま宗教に向きあう3 世俗化後のグローバル宗教事情 〈世界編Ⅰ〉』 | 河西瑛里子 | 126 |
池澤優責任編集『いま宗教に向きあう4 政治化する宗教、宗教化する政治 〈世界編Ⅱ〉』 | 高橋沙奈美 | 127 |
本文リンク(J-STAGE) | ||
論文 | ||
「勤王僧」の顕彰と地域社会―福井県三国地域を事例として― | 髙橋秀慧 | 1 |
開発に抗する寺院―マレーシアのヒンドゥー教をめぐる事例から― | 古賀万由里 | 17 |
イスコン・バンクーバー支部の半世紀―「組織的」布教からマントラのシェアへ― | 小尾淳 | 33 |
カフカース・ムスリム宗務局の変容―ポスト・ソビエト時代の公式イスラーム― | 岩倉洸 | 49 |
日本におけるエホバの証人の発展要因―1970年代半ばから1990年代半ばまで― | 山口瑞穂 | 65 |
武州御嶽山の社会組織―女性の役割に注目して― | 髙田彩 | 81 |
社寺地等内外における法定外公共物の活用へ向けて | 山田親義・河東仁 | 97 |
愛媛玉串料訴訟の宗教-社会史―戦後政教分離訴訟の画期・再考― | 塚田穂高 | 111 |
研究ノート | ||
「推定宗教法人データ」による寺社半径500?m内推定人口のGIS分析 | 板井正斉 | 127 |
書評とリプライ | ||
秋野淳一著『神田祭の都市祝祭論――戦後地域社会の変容と都市祭り』 | 岡本亮輔 | 135 |
秋庭裕著『アメリカ創価学会〈SGI-USA〉の55年』 | ||
川端亮・稲場圭信著『アメリカ創価学会における異体同心―二段階の現地化―』 | 中野毅 | 139 |
今井昭彦著『対外戦争戦没者の慰霊―敗戦までの展開―』 | 粟津賢太 | 145 |
今井信治著『オタク文化と宗教の臨界―情報・消費・場所をめぐる宗教社会学的研究』 | 小池靖 | 151 |
梅屋潔著『福音を説くウィッチ―ウガンダ・パドラにおける「災因論」の民族誌―』 | 滝澤克彦 | 156 |
鈴木正崇著『東アジアの民族と文化の変貌――少数民族と漢族、中国と日本』 | 奈良雅史 | 162 |
高橋沙奈美著『ソヴィエト・ロシアの聖なる景観―社会主義体制下の宗教文化財、ツーリズム、ナショナリズム―』 | 加藤久子 | 167 |
高橋典史/白波瀬達也/星野壮編著『現代日本の宗教と多文化共生 移民と地域社会の関係性を探る』 | 山田政信 | 173 |
福浦厚子著『都市の寺廟―シンガポールにおける神聖空間の人類学―』 | 小林宏至 | 179 |
藤田庄市著『カルト宗教事件の深層―「スピリチュアル・アビュース」の論理―』 | 中西尋子 | 185 |
村上晶著『巫者のいる日常――津軽のカミサマから都心のスピリチュアル セラピストまで』 | 橋迫瑞穂 | 190 |
矢野秀武著『国家と上座仏教―タイの政教関係―』 | 津村文彦 | 196 |
由谷裕哉著『近世修験の宗教民俗学的研究』 | 中山郁 | 202 |
渡部奈々著『アルゼンチンカトリック教会の変容―国家宗教から公共宗教へ』 | 藤原久仁子 | 208 |
テーマセッション | ||
1 戦後日本の政治とオカルト | 栗田英彦 | 213 |
1.趣旨説明 | 213 | |
2.大道晴香「1960年代の〈イタコ〉と〈東北〉―戦後社会の糾弾者として―」 | 213 | |
3.栗田英彦「世界革命と陰謀論―太田龍の「辺境」の論理―」 | 215 | |
4.橋迫瑞穂「戦後・オカルト雑誌に見る女性観―国家観を中心に―」 | 217 | |
5.Ioannis GAITANIDIS「宇宙人の首相―「友愛」と鳩山由紀夫の政治思想をめぐるオカルト言論―」 | 219 | |
6.一柳廣孝「コメント」 | 221 | |
7.リプライ | 222 | |
2 現代アジアにおける宗教の役割と多様性―環境政策、移住民支援、社会運動、ウェルビーイング― | 伍嘉誠 | 223 |
1.伍 嘉誠「本テーマセッションの主旨」 | 223 | |
2.阿部 哲「イランの環境問題をめぐるイスラーム議論」 | 224 | |
3.李 賢京「移住民支援活動からみる現代韓国社会における宗教の役割」 | 225 | |
4.伍 嘉誠「香港における「雨傘運動」とキリスト教」 | 227 | |
5.清水香基「宗教意識の諸側面と主観的ウェルビーイングから見るそのはたらき」 | 229 | |
6.総合討論 | 230 | |
7.反省と展望 | 232 | |
3 現代日本の移民の宗教と多文化共生 | 白波瀬達也 | 233 |
1.テーマセッションの趣旨 | 233 | |
2.白波瀬達也「『移民の宗教』に関する研究動向」 | 233 | |
3.徳田 剛「地域政策理念としての「多文化共生」と宗教セクターの役割」 | 235 | |
4.星野 壮「カトリックと多文化共生」 | 236 | |
5.岡井宏文「イスラームと多文化共生」 | 237 | |
6.コメントおよび質問 | 238 | |
ブックレビュー | ||
浅山太一著『内側から見る創価学会と公明党』 | 碧海寿広 | 241 |
飯田剛史著『現代社会における聖と俗―デュルケム・9.11テロ・生駒・在日コリアン』 | 宮下良子 | 242 |
大道晴香著『「イタコ」の誕生―マスメディアと宗教文化』 | 櫻井義秀 | 243 |
隈元正樹著『療術から宗教へ―世界救世教の教団組織論的研究―』 | 武井順介 | 244 |
櫻井義秀編『しあわせの宗教学―ウェルビーイング研究の視座から』 | 藤本頼生 | 245 |
高倉浩樹・山口睦編『震災後の地域文化と被災者の民俗誌―フィールド災害人文学の構築』 | 板井正斉 | 246 |
由谷裕哉編『郷土の記憶・モニュメント』 | 君島彩子 | 247 |
本文リンク(J-STAGE) | ||
論文 | ||
先祖祭祀の変容と寺院の参与―永代供養墓の建立と意図に注目して― | 辻井敦大 | 1 |
近代日本における「施餓鬼」の諸相―明治期を中心に― | 武井謙悟 | 17 |
コミュニティの実体化と女神巡行―インド・カルカッタのカースト団体を事例に― | 田中鉄也 | 33 |
地域社会と葬儀の互助組織―農村と町場の契約講の比較から― | 大場あや | 49 |
苦難の神義論と災禍をめぐる記念式典―アチェの津波にかんする集団と個人の宗教的意味づけ― | 福田雄 | 65 |
敬虔と威信をめぐって―巡礼(ウムラ)にみるインドネシアのイスラーム復興― | 荒木亮 | 81 |
平和モニュメントと観音像―長崎市平和公園内の彫像における信仰と形象― | 君島彩子 | 97 |
研究ノート | ||
アジール研究の現状と今後の方向性―網野善彦から自然法と公共性へ― | 舟木徹男 | 113 |
書評とリプライ | ||
粟津賢太著『記憶と追悼の宗教社会学――戦没者祭祀の成立と変容』 | 藤田大誠 | 121 |
江島尚俊・三浦周・松野智章編『シリーズ 大学と宗教Ⅱ 戦時日本の大学と宗教』 | 武井順介 | 127 |
川橋範子・小松加代子編『宗教とジェンダーのポリティクス―フェミニスト人類学のまなざし―』 | 永岡崇 | 134 |
櫻井義秀編著『現代中国の宗教変動とアジアのキリスト教』 | 一色哲 | 140 |
塚田穂高編著『徹底検証 日本の右傾化』 | 松谷満 | 145 |
西山茂著『近現代日本の法華運動』 | 大西克明 | 151 |
三木英編『異教のニューカマーたち―日本における移民と宗教―』 | 星野壮 | 157 |
山口広著『検証・統一教会=家庭連合―霊感商法・世界平和統一家庭連合の実態―』 | 塚田穂高 | 162 |
山本伸裕・碧海寿広編『清沢満之と近代日本』 | 大澤絢子 | 168 |
2017年度学術大会・テーマセッション記録 | ||
1 宗教組織の「経営」についての民族誌的研究 | 藏本龍介 | 175 |
1 .本テーマセッションの趣旨 | 175 | |
2 .藏本龍介「律遵守の僧院をつくる:ミャンマー・「森の僧院」の挑戦」 | 176 | |
3 .清水貴夫「宗教教育から世俗教育へ:ブルキナファソ・クルアーン学校の変容」 | 177 | |
4 .田中鉄也「巡礼地を共有する:北インド・ヒンドゥー寺院間の軋轢と共存の模索」 | 178 | |
5 .門田岳久「地域開発の中の聖地:沖縄における御嶽経営をめぐる組織内競合とその帰結」 | 179 | |
6 .総合討論 | 181 | |
7 .反省と展望 | 184 | |
2 宗教、スピリチュアリティ、消費 | 堀江宗正 | 185 |
1 .テーマセッションの趣旨 | 185 | |
2 .藤岡真之「脱物質主義化と健康の消費化・多様化」 | 185 | |
3 .山中弘「「軽い宗教」と宗教ツーリズム――現代宗教と消費をめぐって」 | 186 | |
4 .ガイタニディス・ヤニス「デジタル時代におけるオーラ写真の非神秘化の可能性」 | 187 | |
5 .堀江宗正「市場スピリチュアリティから職場スピリチュアリティへ――消費からの脱却?」 | 189 | |
6 .小池靖「発表へのコメント」 | 193 | |
7 .討議 | 194 | |
3 宗教研究において「実証的研究を行う」とはいかなることか | 松島公望 | 195 |
企画趣旨 195 | 195 | |
研究報告 1 .松島公望「心理学の立場から:『宗教性の発達心理学』から考える」 | 196 | |
研究報告 2 .長谷千代子「文化人類学の立場から」 | 198 | |
研究報告 3 .平山昇「歴史学の立場から:歴史学における「実証的研究」の方法~日本近代で「宗教」を歴史研究の対象とする場合~」 | 199 | |
研究報告 4 .寺田喜朗「社会学の立場から」 | 201 | |
櫻井義秀「コメント」 | 203 | |
ブックレビュー | ||
井上順孝編著『リーディングス戦後日本の思想水脈 6 社会の変容と宗教の諸相』 | 堀江宗正 | 205 |
神本秀爾著『レゲエという実践 ラスタファーライの文化人類学』 | 白波瀬達也 | 206 |
小坂幸三著『アーミッシュとフッタライト―近代化への対応と生き残り戦略』 | 藤本龍児 | 207 |
櫻井義秀著『人口減少時代の宗教文化論―宗教は人を幸せにするか』 | 李賢京 | 208 |
宗教者災害支援連絡会編 箕輪顕量・稲場圭信・黒崎浩行・葛西健太責任編集『災害支援ハンドブック―宗教者の実践とその協働』 | 三木英 | 209 |
藤田庄市著『修行と信仰――変わるからだ 変わるこころ』 | 宮本要太郎 | 210 |
松島公望・川島大輔・西脇良編著『宗教を心理学する―データから見えてくる日本人の宗教性』 | 川又俊則 | 211 |
本文リンク(J-STAGE) | ||
論文 | ||
改宗過程の捉え方―ケニア海岸地方ドゥルマにおけるキリスト教と妖術― | 岡本圭史 | 1 |
現代日本における葬送と自然―「自然に還る」というイメージをめぐって― | 内田安紀 | 15 |
管理からみる戦死者慰霊施設―立地地域における各担い手に着目して― | 清水亮 | 31 |
近現代ベトナムにおける宗教と社会活動―新宗教カオダイ教の事例から― | 北澤直宏 | 47 |
政教関係と寺院の社会活動―カンボジア南東部村落を事例として― | 大坪加奈子 | 63 |
死と「迷惑」―現代日本における死生観の実情― | 諸岡了介 | 79 |
韓国における巫俗言説の構造と展開―文化および宗教としての言説を中心に― | 新里喜宣 | 95 |
研究ノート | ||
不可視化した葬送儀礼としての自然葬 | 金セッピョル | 111 |
書評とリプライ | ||
大澤広嗣著『戦時下の日本仏教と南方地域』 | 菅浩二 | 119 |
小河久志著『「正しい」イスラームをめぐるダイナミズム―タイ南部ムスリム村落の宗教民族誌―』 | 矢野秀武 | 125 |
國學院大學研究開発推進センター編 阪本是丸責任編集『昭和前期の神道と社会』 | 松本久史 | 131 |
櫻井義秀・川又俊則著『人口減少社会と寺院―ソーシャル・キャピタルの視座から』 | 武田道生 | 138 |
宗教情報リサーチセンター編(井上順孝責任編集)『〈オウム真理教〉を検証する―そのウチとソトの境界線』 | 芦田徹郎 | 145 |
寺田喜朗・塚田穂高・川又俊則・小島伸之編著『近現代日本の宗教変動―実証的宗教社会学の視座から―』 | 高橋典史 | 151 |
永岡崇著『新宗教と総力戦 教祖以後を生きる』 | 岡尾将秀 | 157 |
奈良雅史著『現代中国の〈イスラーム運動〉――生きにくさを生きる回族の民族誌』 | 川田進 | 163 |
三木英著『宗教と震災――阪神・淡路、東日本のそれから』 | 黒崎浩行 | 169 |
2016年度学術大会・テーマセッション記録 | ||
1 日本海側の宗教を研究し学ぶこと | 葛西賢太 | 173 |
1 .葛西賢太「テーマセッション主旨」 | 173 | |
2 .由谷裕哉「室町時代における日本海沿岸の旅と修験霊山との関わり」 | 174 | |
3 .片野広大「大正年間の地方末寺青年僧侶たちと宗門教育機関―新潟県高田市「高田仏教学院」を事例に―」 | 176 | |
4 .長澤壮平「王祇祭と黒川能における共同性・宗教性の諸相」 | 178 | |
5 .櫻井義秀「人口減少する地域社会と宗教文化」 | 180 | |
6 .質疑応答 | 182 | |
2 物語を読む、宗教を読む―宗教/文学研究の架橋のために― | 橋迫瑞穂 | 185 |
1 .橋迫瑞穂「主旨」 | 185 | |
2 .飯島孝良「メディアとしての一休「像」の創作とその意義」 | 186 | |
3 .大澤絢子「新聞小説のなかの親鸞像」 | 188 | |
4 .橋迫瑞穂「ポピュラー小説にみられる宗教/スピリチュアル的「世界」観―恩田陸『夢違』を事例として」 | 189 | |
5 .茂木謙之介「〈宗教/学〉で〈幻想〉を語る――雑誌『幻想文学』の検討から」 | 191 | |
6 .大谷栄一「コメント」 | 192 | |
3 近代日本社会における神道と国体論―宗教とナショナリズムをめぐる一断面― | 藤田大誠 | 195 |
藤田大誠「趣旨説明」 | 195 | |
発表1 .畔上直樹「地域神社と国体論―戦時期「神ながらの森」論をめぐって―」 | 197 | |
発表2 .昆野伸幸「神道思想と国体論―二荒芳徳の思想をてがかりに―」 | 198 | |
発表3 .菅 浩二「総力戦と国体論―戦時と戦後の連続の視点―」 | 200 | |
発表4 .藤田大誠「右翼在野神道と国体論―戦時下の英霊公葬運動を中心に―」 | 202 | |
コメント1 田中 悟「―政治学の立場から―」 | 203 | |
コメント2 小島伸之「―近代日本法史、宗教社会学の立場から―」 | 203 | |
〔司会〕藤田大誠「討論」 | 204 | |
ブックレビュー | ||
井上順孝編『宗教社会学を学ぶ人のために』 | 對馬路人 | 205 |
大谷栄一・吉永進一・近藤俊太郎編『近代仏教スタディーズ――仏教からみたもうひとつの近代――』 | 福井敬 | 206 |
金承哲・T・J・ヘイスティングス・粟津賢太・永岡崇・日沖直子・長澤志穂・村山由美編『近代日本における宗教と科学の交錯』 | 岡田正彦 | 207 |
澤井充生・奈良雅史編『「周縁」を生きる少数民族―現代中国の国民統合をめぐるポリティクス』 | 山本達也 | 208 |
鈴木正崇編『アジアの文化遺産 過去・現在・未来』 | 山中弘 | 209 |
八木久美子著『慈悲深き神の食卓―イスラムを「食」からみる』 | 黒田賢治 | 210 |
大澤広嗣 編著『仏教をめぐる日本と東南アジア地域(アジア遊学196)』 | 藏本龍介 | 211 |
本文リンク(J-STAGE) | ||
論文 | ||
明治10年代以降の墓地法制と都市―札幌にみる墓制の近代― | 問芝志保 | 1 |
韓国系キリスト教会におけるエスニシティの多様化と組織的変容 | 荻翔一 | 17 |
研究ノート | ||
韓国キリスト教の日本宣教―在日大韓基督教会と韓国系キリスト教会群の連続性― | 中西尋子 | 33 |
書評とリプライ | ||
岩田文昭著『近代仏教と青年――近角常観とその時代』 | ||
碧海寿広著『近代仏教のなかの真宗――近角常観と求道者たち』 | 永岡崇 | 43 |
川田進著『東チベットの宗教空間:中国共産党の宗教政策と社会変容』 | 長谷千代子 | 49 |
河西瑛里子著『グラストンベリーの女神たち――イギリスのオルタナティブ・スピリチュアリティの民族誌』 | 堀江宗正 | 53 |
藏本龍介著『世俗を生きる出家者たち―上座仏教徒社会ミャンマーにおける出家生活の民族誌―』 | 矢野秀武 | 59 |
黒田賢治著『イランにおける宗教と国家―現代シーア派の実相―』 | 高尾賢一郎 | 65 |
櫻井義秀・外川昌彦・矢野秀武編『アジアの社会参加仏教―政教関係の視座から―』 | 金子昭 | 71 |
白波瀬達也著『宗教の社会貢献を問いなおす―ホームレス支援の現場から―』 | 稲場圭信 | 77 |
滝澤克彦著『越境する宗教 モンゴルの福音派―ポスト社会主義モンゴルにおける宗教復興と福音派キリスト教の台頭―』 | 葛西賢太 | 82 |
塚田穂高著『宗教と政治の転轍点―保守合同と政教一致の宗教社会学―』 | 對馬路人 | 88 |
津村文彦著『東北タイにおける精霊と呪術師の人類学』 | 櫻井義秀 | 94 |
西山茂編著『シリーズ日蓮4 近現代の法華運動と在家教団』 | 井上順孝 | 100 |
藤田大誠・青井哲人・畔上直樹・今泉宜子編『明治神宮以前・以後――近代神社をめぐる環境形成の構造転換――』 | 小島伸之 | 106 |
輪倉一広著『司祭平服(スータン)と癩病 岩下壮一の生涯と救癩思想』 | 木鎌耕一郎 | 113 |
2015年度学術大会・テーマセッション記録 | ||
1 調査データから見えてくる日本人の宗教性/スピリチュアリティの諸相 | 松島公望 | 121 |
「企画趣旨」 | 松島公望 | 121 |
話題提供1.「宗教的自然観から見えてくるもの」 | 西脇良 | 122 |
話題提供2.「出雲大社教信者・宗教指導者の「ご神徳」のナラティヴについての考察」 | 酒井克也 | 123 |
話題提供3. 「「救いの体験」の有無による主観的幸福感の違い―キリスト教に関わる人びとを対象にして―」 | 松島公望 | 125 |
話題提供4.「震災による喪失とその意味づけ―配偶者インタビューを通じて―」 | 川島大輔 | 126 |
指定討論1.「宗教者(僧侶)の立場から」 | 平子泰弘 | 128 |
指定討論2.「宗教学者の立場から―俗説は排除されたのか」 | 堀江宗正 | 129 |
2 ポストオウム研究の課題と展望―地下鉄サリン事件の地点から― | 塚田穂高 | 131 |
報告1.「趣旨説明とオウム事件後20年の成果」 | 塚田穂高 | 131 |
報告2.「カルト問題研究を開拓してきて」 | 櫻井義秀 | 132 |
報告3.「宗教研究における調査と研究者」 | 平野直子 | 135 |
報告4.「メディアからみたオウム法廷・オウム問題」 | 降幡賢一 | 136 |
報告5.「被害救済の観点からみたオウム問題・カルト問題」 | 滝本太郎 | 138 |
コメント1 | 井上順孝 | 139 |
コメント2 | 藤田庄市 | 141 |
3 戦後70年の宗教と社会 | 堀江宗正 | 143 |
「趣旨説明」 | 堀江宗正 | 143 |
1.「「市民宗教」と「公共宗教」」 | 上村岳生 | 143 |
2.「戦後宗教史と平和主義の変遷」 | 中野毅 | 145 |
3.「国家神道の復興と公共空間:立憲主義の向こう側」 | 島薗進 | 146 |
4.「靖国神社についての語り」 | 小島毅 | 148 |
コメント「日本の思想史から見た近代また戦後の「宗教と社会」とそこからの課題」 | 黒住真 | 150 |
「討論のまとめ」 | 堀江宗正 | 151 |
ブックレビュー | ||
井藤美由紀編『いかに死を受けとめたか――終末期がん患者を支えた家族たち』 | 島薗進 | 153 |
井上順孝編『21世紀の宗教研究:脳科学・進化生物学と宗教学の接点』 | 平藤喜久子 | 154 |
岡本亮輔著『聖地巡礼―世界遺産からアニメの舞台まで』 | 櫻井義秀 | 155 |
加藤久子著『教皇ヨハネ・パウロ二世のことば―一九七九年、初めての祖国巡礼』 | 寺戸淳子 | 156 |
小杉泰著『9.11以後のイスラーム政治』 | 黒田賢治 | 157 |
櫻井義秀・平藤喜久子編著『やわらかアカデミズム・<わかる>シリーズよくわかる宗教学』 | 黒崎浩行 | 158 |
櫻井義秀編著『<カルト問題のフロンティア2>カルトからの回復―心のレジリアンス』 | 松島公望 | 159 |
島薗進・高埜利彦・林淳・若尾政希編『生と死』 | 土居浩 | 160 |
鈴木正崇編『森羅万象のささやき―民俗宗教研究の諸相』 | 三木英 | 161 |
鈴木正崇著『山岳信仰―日本文化の根底を探る』 | 小林奈央子 | 162 |
谷富夫著『民族関係の都市社会学―大阪猪狩野のフィールドワーク―』 | 中西尋子 | 163 |
長谷部八朗編著『「講」研究の可能性II』 | 土居浩 | 164 |
平藤喜久子著『神社ってどんなところ?』 | 藤本頼生 | 165 |
由谷裕哉・佐藤喜久一郎著『サブカルチャー聖地巡礼――アニメ聖地と戦国史蹟』 | 今井信治 | 166 |
Christopher Harding, Iwata Fumiaki, Yoshinaga Shin'ichi, eds.『Religion and Psychotherapy in Modern Japan』 | 葛西賢太 | 167 |
本文リンク(J-STAGE) | ||
論文 | ||
藤井日達の西天開教とマハトマ・ガンディーの植民地主義批判―近代日本仏教のアジア布教とインド― | 外川昌彦 | 1 |
アルゼンチンカトリック教会の変容―国家宗教から公共宗教へ― | 渡部奈々 | 17 |
地球とのつながりを強固にする―日本におけるラスタファーライの受容について― | 神本秀爾 | 33 |
真如堂における十夜法要と双盤念仏―僧侶の念仏から世俗の鉦講へ― | 福持昌之 | 49 |
研究ノート | ||
東アジアにおける大規模宗教調査データの蓄積―「台湾社会変遷基本調査」を事例として― | 寺沢重法 | 65 |
津軽におけるカミサマ信仰に関する実態調査 | 安達知郎 | 73 |
書評とリプライ | ||
今井昭彦著『反政府軍戦没者の慰霊』 | 西村明 | 81 |
小島敬裕著『国境と仏教実践―中国・ミャンマー境域における上座仏教徒社会の民族誌』 | 飯國有佳子 | 86 |
櫻井義秀著『カルト問題と公共性―裁判・メディア・宗教研究はどう論じたか―』 | 高橋典史 | 91 |
末木文美士、林淳、吉永進一、大谷栄一共編著『ブッダの変貌――交錯する近代仏教』 | 星野靖二 | 97 |
高橋典史著『移民、宗教、故国―近現代ハワイにおける日系宗教の経験―』 | 山田政信 | 103 |
三木英著『宗教集団の社会学―その類型と変動の理論―』 | 塚田穂高 | 109 |
村上興匡・西村明編『慰霊の系譜―死者を記憶する共同体―』 | 徳野崇行 | 115 |
2014年度学術大会・テーマセッション記録 | ||
1 『宗教と社会』誌からみた「宗教と社会」学会の20年 | 三木英 塚田穂高 |
121 |
「趣旨説明」 | 三木英 | 121 |
報告1.「『宗教と社会』全19号の概略」 | 塚田穂高 | 122 |
報告2.「テーマセッション・プロジェクトの動向」 | 櫻井義秀 | 125 |
発題1.「実証的宗教社会学の観点から」 | 寺田喜朗 | 130 |
発題2.「文化人類学と宗教研究の20年」 | 田中雅一 | 133 |
発題3.「『宗教と社会』は「わたし」をどう捉えてきたか」 | 葛西賢太 | 137 |
発題4.「プロジェクト制度と共同研究」 | 井上順孝 | 141 |
発題5.「研究方法と社会的発信力をめぐって」 | 中野毅 | 144 |
自由討議の記録と小括 | 146 | |
2 21世紀のスピリチュアリティ研究 | 堀江宗正 小池靖 |
149 |
報告1.「1920年代~30年代の代替療法ブーム」 | 平野直子 | 149 |
報告2.「「手づくり」のスピリチュアリティ―『マイバースデイ』の事例から―」 | 橋迫瑞穂 | 151 |
報告3.「女神運動と研究者たち」 | 河西瑛里子 | 152 |
報告4.「スピリチュアリティとプレカリティ―経済とスピリチュアリティを結ぶ議論の二極化を超えて―」 | ガイタニディス・ヤニス | 154 |
「全体コメント」 | 堀江宗正 | 156 |
3 天理教研究の現在―歴史から問う― | 159 | |
「趣旨説明」 | 永岡崇 | 159 |
報告1.「「二重構造」論をこえて―中山正善を中心に―」 | 永岡崇 | 160 |
報告2.「天理教の教祖伝編纂に見る教義・信仰・歴史」 | 幡鎌一弘 | 162 |
報告3.「1930年代、『天理時報朝鮮版』を読む」 | 金泰勲 | 163 |
コメント1.「新たな胎動の予感」 164 | 桂島宣弘 | 164 |
コメント2.「信仰の扱われ方」 | 大林浩治 | 165 |
コメント3.「発表をうけて」 | 島田勝巳 | 166 |
「報告者からのリプライ」 | 永岡崇 幡鎌一弘 金泰勲 |
166 |
4 異文化伝道と天理教 | 堀内みどり 金子昭 井上昭洋 山田政信 森洋明 中牧弘允 |
169 |
1.「趣旨説明」 | 堀内みどり | 169 |
2.「台湾の宗教文化における天理教のプレゼンス―その現状と課題―」 | 金子昭 | 169 |
3.「英語圏における天理教伝道:ハワイ・北米を中心に」 171 | 井上昭洋 | 171 |
4.「ブラジル伝道と天理移民の子弟世代」 | 山田政信 | 173 |
5.「天理教コンゴ伝道に見る現地化の諸相とその背景」 | 森洋明 | 174 |
6.堀内みどり「多様な社会での天理教の信仰とその伝達:インド・ネパールを中心に」 | 堀内みどり | 176 |
7.「コメント」 | 中牧弘允 | 177 | 5 グローバル資本主義を背景とした宗教実践の新展開―南アジア芸能の場合― | 山本達也 | 179 | 1.趣旨報告 | 179 | 2.「キールタンのグローバルな受容と展開にみる宗教の多様性―ヨーガ、音楽、オルタナティブな宗教実践―」 | 小尾淳 | 180 | 3.「消費か、信仰か―現代インドにおける中間層の文化受容をめぐって」 | 飯田玲子 | 181 | 4.「マレーシアにおけるインド舞踊の受容と展開―世俗化とイスラーム化の中での芸能の共存と抵抗―」 | 古賀万由里 | 182 | 5.「神霊祭祀という文化イベント/ビジネス――湾岸諸国で暮らすケーララ移民の宗教実践と認識の齟齬」 | 竹村嘉晃 | 184 | 6.「湾岸諸国における芸能実践と宗教:ゴア・クリスチャンの演劇ティアトルを事例に」 | 松川恭子 | 185 | 7.「拡張する〈道〉の芸能―カールベリヤ・ダンスの宗教性と他者性」 | 岩谷彩子 | 186 | 8.「コメント」 | 小西公大 | 187 |
ブックレビュー | ||
井上順孝編『要点解説 90分でわかる! ビジネスマンのための「世界の宗教」超入門』 | 村上晶 | 189 |
江島尚俊・三浦周・松野智章編 シリーズ 大学と宗教Ⅰ 『近代日本の大学と宗教』 | 武井順介 | 190 |
黒木雅子著『異文化論への招待――「違い」とどう向き合うか』 | 葛西賢太 | 191 |
柴谷宗叔著『江戸初期の四国遍路―澄禅「四国辺路日記」の道再現―』 | 浅川泰宏 | 192 |
高倉浩樹・滝澤克彦編『無形民俗文化財が被災するということ―東日本大震災と宮城県沿岸部地域社会の民俗誌』 | 鈴木正崇 | 193 |
滝澤克彦編『東北アジア研究センター叢書第43号 ノマド化する宗教、浮遊する共同性―現代東北アジアにおける「救い」の諸相―』 | 井上まどか | 194 |
田中雅一編『越境するモノ』 | 鈴木慎一郎 | 195 |
松平功著『キリスト教学入門 宗教社会学から見るキリスト教Ⅰ―古代ユダヤ教の発生からキリスト教の成立まで―』 | 白波瀬達也 | 196 |
三土修平著『靖国問題の深層』 | 磯村健太郎 | 197 |
Hayashi Makoto, Otani Eiichi, and Paul L. Swanson, eds.『Modern Buddhism in Japan』 | 岡田正彦 | 198 |
本文リンク(J-STAGE) | ||
論文 | ||
度会延佳の「日用」と「宗廟」―近世儒家神道に関する宗教社会学的考察― | 冨澤宣太郎 | 1 |
近代化を生きる出家者たち―上座仏教徒社会ミャンマー・ヤンゴンを事例として― | 藏本龍介 | 17 |
マントラを商品化する―チベット難民社会を取りまくワールド・ミュージック化の試み― | 山本達也 | 33 |
無神論社会の中の宗教史博物館―ソヴィエト・ロシアにおける宗教研究についての一考察― | 高橋沙奈美 | 47 |
四国遍路と遍路道の再生―失われた道の「再発見」― | 河野昌広 | 61 |
研究ノート | ||
朝鮮族キリスト教の実態について―中国延辺朝鮮族自治州の事例― | 徐? | 73 |
書評とリプライ | ||
川橋範子著『妻帯仏教の民族誌―ジェンダー宗教学からのアプローチ』 | 岡田浩樹 | 81 |
書評へのリプライ | 川橋範子 | 84 |
小澤浩著『中山みき―「心直し」から「世直し」を説いた生き神教祖』 | 島薗進 | 86 |
書評へのリプライ | 小澤浩 | 89 |
櫻井義秀編著『タイ上座仏教と社会的包摂─ソーシャル・キャピタルとしての宗教─』 | 大谷栄一 | 92 |
書評へのリプライ | 櫻井義秀 | 96 |
志賀市子著『〈神〉と〈鬼〉の間―中国東南部における無縁死者の埋葬と祭祀』 | 西村明 | 98 |
書評へのリプライ | 志賀市子 | 102 |
田中雅一・小池郁子編『コンタクト・ゾーンの人文学 第III巻―Religious Practices /宗教実践―』 | 村上晶 | 105 |
書評へのリプライ | 田中雅一 小池郁子 |
109 |
日置弘一郎・中牧弘允編『会社神話の経営人類学』 | 岩井洋 | 110 |
書評へのリプライ | 日置弘一郎 中牧弘允 |
113 |
藤野陽平著『台湾における民衆キリスト教の人類学─社会的文脈と癒しの実践─』 | 一色哲 | 115 |
書評へのリプライ | 藤野陽平 | 118 |
山中弘編『宗教とツーリズム―聖なるものの変容と持続』 | 門田岳久 | 120 |
書評へのリプライ | 山中弘 | 124 |
2013年度学術大会・テーマセッション記録 | ||
1 「民衆宗教」研究の新展開( 3 ) ―「民衆宗教」と精神医学/治療文化― | 熊田一雄 大月康義 永岡崇 下地明友 島薗進 |
127 |
1. 趣旨説明 | 熊田一雄 | 127 |
2. 発題:民衆宗教と個人症候群 | 大月康義 | 127 |
3. 病いのコスモロジーと宗教者の身体 | 永岡崇 | 129 |
4. 不安障害と日本の宗教―病いとの共存― | 熊田一雄 | 131 |
5. 宗教世界と精神医学世界の出会いの場所―ポリダイアログ・語りの奪回・根源的出会い― | 下地明友 | 132 |
6. コメント:精神科医療との対話を媒介とした民衆宗教論の展開 | 島薗進 | 133 |
7. 報告者からのリプライ | 134 | |
2 宗教とソーシャル・キャピタル | 櫻井義秀 | 137 |
1. はじめに | 137 | |
2. 各巻内容紹介 | 138 | |
3. コメント | 143 | |
4. 総合討議 | 144 | |
5. おわりに | 146 | |
3 グローバル化とアイデンティティ(第2回) | 宮永國子 | 147 |
1. テーマ説明 | 147 | |
2. グローバル化に寄り添うアイデンティティ | 落合仁司 | 148 |
3. フリーランスな巡礼者になる | 梅津礼司 | 149 |
4. 「生体政治工学」の問題圏へ:〈自己の身体〉の創造プロセスと「システムによる生体工学的介入」の接点を切り出す | 永澤護 | 151 |
5. 路上演劇にみるグローバル化とアイデンティティ | 高崎恵 | 152 |
6. 「グローバル化の中の在るべき日本/宗教:幸福の科学の政治進出 | 塚田穂高 | 154 |
4 国家介入的な政教関係の近代―アジア諸国における宗教と政治の比較研究― | 矢野秀武 | 157 |
冒頭の挨拶 | 矢野秀武 | 157 |
報告 1 「宗教文化」論にみる現代中国の政教関係―「天人合一」をめぐって | 長谷千代子 | 159 |
報告 2 インドネシアにおけるイスラームと国家 | 蓮池隆広 | 161 |
報告 3 タイにおける行政介在型の宗教活動 | 矢野秀武 | 163 |
報告 4 戦前期日本の政教関係再考 | 小島伸之 | 164 |
コメント 1 社会学から | 真鍋一史 | 166 |
コメント 2 文化人類学から | 田中雅一 | 167 |
ブックレビュー | ||
櫻井義秀・濱田陽編著『叢書宗教とソーシャル・キャピタル 1 アジアの宗教とソーシャル・キャピタル』 | 冬月律 | 169 |
大谷栄一・藤本頼生編著『叢書宗教とソーシャル・キャピタル 2 地域社会をつくる宗教』 | 寺田喜朗 | 170 |
葛西賢太・坂井正斉編著『叢書宗教とソーシャル・キャピタル 3 ケアとしての宗教』 | 村田充八 | 171 |
稲場圭信・黒崎浩行編『叢書宗教とソーシャル・キャピタル 4 震災復興と宗教』 | 福田雄 | 172 |
大畑昇・櫻井義秀編著『カルト問題のフロンティア 1 大学のカルト対策』 | 高橋典史 | 173 |
高橋典史・塚田穂高・岡本亮輔編著『宗教と社会のフロンティア―宗教社会学からみる現代日本』 | 猪瀬優理 | 174 |
辻隆太朗著『世界の陰謀論を読み解く―ユダヤ・フリーメーソン・イルミナティ』 | 藤田庄市 | 175 |
時枝務・由谷裕哉・久保康顕・佐藤喜久一郎著『近世修験道の諸相』 | 天田顕徳 | 176 |
長谷部八朗編著『「講」研究の可能性』 | 佐藤憲昭 | 177 |
山本達也著『舞台の上の難民―チベット難民芸能集団の民族誌』 | 松川恭子 | 178 |
回顧と展望:第20号を記念して | ||
なぜ鉤括弧をつけたか? | 井上順孝 | 179 |
第3代会長の時代(1997?1999) | 中牧弘允 | 180 |
20世紀末のころ | 池上良正 | 181 |
失われた新宗教研究 | 林淳 | 182 |
過渡期を生きて―学際的な学会への脱皮― | 山中弘 | 183 |
世代交代の時期を迎えて | 對馬路人 | 184 |
八代目から若い世代へ | 三木英 | 185 |
東日本大震災と学会大会 | 櫻井義秀 | 186 |
持続可能な学会運営のために | 大谷栄一 | 187 |
学会事務は研究の肥やし | 弓山達也 | 188 |
『宗教と社会』の創刊とその時代 | 鈴木正崇 | 189 |
本文リンク(J-STAGE) | ||
論文 | ||
オルタナティヴと対峙する地元民 ―イギリスのグラストンベリーにおけるニューエイジ産業をめぐって― | 河西瑛里子 | 1 |
現代インドにおける宗教性にかんする一考察 ―中産階級の「宗教のパトロネージ」をめぐって― | 小尾淳 | 17 |
漢化とイスラーム復興のあいだ ―中国雲南省における回族大学生の宣教活動の事例から― | 奈良雅史 | 33 |
奄美カトリック受容史の動態論 ―宗教言説の変容と民衆行動の力学― | 及川高 | 49 |
宗教の社会貢献についての一考察 ―サウジアラビアの勧善懲悪委員会を事例とした社会における両価性の検討― | 高尾賢一郎 | 65 |
宗教性の測定 ―国際比較研究を目指して― | 横井桃子 川端亮 |
79 |
戦後日本におけるキリスト教教師の養成メカニズム ―宗教団体と高等教育との制度的関係を中心に― | 齋藤崇德 | 79 |
祭礼の持続と村落のレジリアンス ―東日本大震災をめぐる宗教社会学的試論― | 滝澤克彦 | 115 |
研究ノート | ||
ひかりの輪におけるオウム真理教(アレフ)の総括と差別化 | 尾堂修司 | 131 |
書評とリプライ | ||
板井正斉著『ささえあいの神道文化』 | 櫻井義秀 | 139 |
書評へのリプライ | 板井正斉 | 143 |
稲場圭信著『利他主義と宗教』 | 渡辺光一 | 145 |
書評へのリプライ | 稲場圭信 | 149 |
猪瀬優理著『信仰はどのように継承されるか―創価学会にみる次世代育成―』 | 川又俊則 | 152 |
書評へのリプライ | 猪瀬優理 | 156 |
大谷栄一著『近代仏教という視座―戦争・アジア・社会主義―』 | 福島栄寿 | 159 |
書評へのリプライ | 大谷栄一 | 163 |
岡本亮輔著『聖地と祈りの宗教社会学―宗教ツーリズムが生み出す共同性―』 | 寺戸淳子 | 165 |
書評へのリプライ | 岡本亮輔 | 169 |
藤本透子著『よみがえる死者儀礼―現代カザフのイスラーム復興―』 | 田中雅一 | 171 |
書評へのリプライ | 藤本透子 | 174 |
2012年度学術大会・テーマセッション記録 | ||
1 社会参加を志向する宗教の比較研究 ―エンゲイジド・ブッディズム(社会参加仏教)を考える― | 外川昌彦 大谷栄一 |
177 |
趣旨説明 | ||
冒頭の挨拶 | 矢野秀武 | 178 |
報告1「近現代インドの仏教にみる「社会性」―B. R. アンベードカルの仏教解釈から現代インドの仏教改宗運動まで」 | 舟橋健太 | 178 |
報告2「アヒンサーをめぐるストラグル―現代チベット仏教の社会参加をめぐる可能性と課題」 | 別所裕介 | 180 |
報告3「社会参加仏教として見た台湾・佛光山」 | 五十嵐真子 新矢昌昭 |
181 |
報告4 「「開発」に参画する仏教―タイ「開発の時代」と開発僧」 | 泉経武 | 182 |
報告5「近現代日本における仏教者の社会参加―妹尾義郎の仏教社会運動の試み」 | 大谷栄一 | 184 |
コメント1「宗教社会学から」 | 櫻井義秀 | 185 |
コメント2「仏教史学から」 | 奥山直司 | 187 |
2 慰霊とツーリズム | 木村勝彦 寺石悦章 西村明 田中悟 金世徳 |
189 |
1.趣旨説明「慰霊の地をツーリズムの対象とすること」 | 木村勝彦 | 189 |
2.沖縄の戦跡観光―慰霊から平和学習へ | 寺石悦章 | 191 |
3.歴史の闇を観る―観光都市長崎における原爆慰霊の位置 | 西村明 | 193 |
4.現代韓国の死者慰霊―済州島を事例として | 田中悟 金世徳 |
196 |
5.コメンテーター等からの意見 | 198 | |
3 グローバル化とアイデンティティ | 宮永國子 | 201 |
1.趣旨説明 | ||
2.自己形成の困難から「生体政治工学」の問題圏へ―311以後の〈自己の身体〉の創造 | 永澤護 | 202 |
3.夫婦別姓導入をめぐる議論―家族と伝統を問う視座 | 薄井篤子 | 205 |
4.グローバル・サウスの形成と教会 | 高崎恵 | 207 |
ブックレビュー | ||
青木保憲著『アメリカ福音派の歴史―聖書信仰にみるアメリカ人のアイデンティティ―』 | 藤本龍児 | 211 |
新井一寛・岩谷彩子・葛西賢太編『映像にやどる宗教、宗教をうつす映像』 | 田中雅一 | 212 |
安藤泰至編『「いのちの思想」を掘り起こす―生命倫理の再生に向けて―』 | 井上治代 | 213 |
李元範・櫻井義秀編著『越境する日韓宗教文化―韓国の日系新宗教 日本の韓流キリスト教―』 | 井上治代 | 214 |
井上ウィマラ・葛西賢太・加藤博己編『仏教心理学キーワード事典』 | 櫻井義秀 | 215 |
金子曉嗣監修 松島公望・河野由美・杉山幸子・西脇良編『宗教心理学概論』 | 櫻井義秀 | 216 |
塩月亮子著『沖縄シャーマニズムの近代―聖なる狂気のゆくえ―』 | 平良直 | 217 |
宗教社会学の会編『聖地再訪 生駒の神々―変わりゆく大都市近郊の民俗宗教―』 | 秋庭裕 | 218 |
鈴木正崇著『ミャオ族の歴史と文化の動態―中国南部山地民の想像力の変容―』 | 長谷千代子 | 219 |
津城寛文著『社会的宗教と他界的宗教のあいだ―見え隠れする死者―』 | 小原克博 | 220 |
中牧弘充、ウェンディ・スミス編『グローバル化するアジア系宗教―経営とマーケティング―』 | 丹羽泉 | 221 |
幡鎌一弘編『語られた教祖―近世・近現代の信仰史―』 | 平藤喜久子 | 222 |
三木英・櫻井義秀編著『日本に生きる移民たちの宗教生活』 | 秋庭裕 | 223 |
八木久美子著『グローバル化とイスラム―エジプトの「俗人」説教師たち―』 | 小杉麻李亜 | 224 |
由谷裕哉編著『郷土再考―新たな郷土研究を目指して―』 | 神田より子 | 225 |
本文リンク(J-STAGE) | ||
論文 | ||
台北に移住した原住民族キリスト者―カトリック教会の活動にみるアミの人々と原住民族神学― | 岡田紅理子 | 3 |
純心女子学園をめぐる原爆の語り ―永井隆からローマ教皇へ― | 四條知恵 | 19 |
はたらきかたと役割受容感 ―住職と坊守の寺院活動― | 横井桃子 | 35 |
現代のロシア正教会における女性像 | 井上まどか | 49 |
書評とリプライ | ||
磯村健太郎著 『ルポ 仏教、貧困・自殺に挑む』 | 濱田陽 | 63 |
書評へのリプライ | 磯村健太郎 | 66 |
井上順孝責任編集、宗教情報リサーチセンター編 『情報時代のオウム真理教』 | 猪瀬優理 | 69 |
書評へのリプライ | 藤田庄市 | 73 |
岡田典夫・小澤浩・櫻井義秀・島薗進・中村圭志著『はじめて学ぶ宗教―自分で考えたい人のために』 | 田島忠篤 | 76 |
書評へのリプライ | 島薗進 中村圭志 櫻井義秀 岡田典夫 小澤浩 |
81 |
川村清志著 『クリスチャン女性の生活史―「琴」が歩んだ日本の近・現代―』 | 一色哲 | 84 |
書評へのリプライ | 川村清志 | 87 |
竹沢尚一郎編 『宗教とファシズム』 | 外川昌彦 | 90 |
書評へのリプライ | 竹沢尚一郎 | 93 |
星川啓慈著 『宗教と〈他〉なるもの―言語とリアリティをめぐる考察』 | 落合仁司 | 96 |
書評へのリプライ | 星川啓慈 | 98 |
松島公望著 『宗教性の発達心理学』 | 西脇良 | 101 |
書評へのリプライ | 松島公望 | 104 |
渡辺雅子著 『満洲分村移民の昭和史―残留者なしの引揚げ大分県大鶴開拓団』 | 寺田喜朗 | 108 |
書評へのリプライ | 渡辺雅子 | 110 |
2011年度学術大会・テーマセッション記録 | ||
1「生駒の神々」再訪 ―後期近代の視点― | 渡邊太 | 113 |
趣旨説明 | 113 | |
報告1「石切参道「占いストリート」の今昔」 | 對馬路人 | 114 |
報告2「在日コリアン寺院:世代交代によるネットワークの生成」 | 宮下良子 | 116 |
報告3「修験寺院の変容」 | 岡尾将秀 新矢昌昭 |
118 |
報告4「滝行場:スピリチュアリティ文化」 | 柴田悠 渡邊太 |
119 |
報告5「霊園:聖地の変容」 | 三木英 | 121 |
2 宗教社会学・教団研究の現在と社会との接点 ―櫻井義秀・中西尋子『統一教会』を検討する― | 塚田穂高 | 125 |
趣旨説明 | 125 | |
発題1「宗教社会学・新宗教研究の領域から」 | 寺田喜朗 | 125 |
発題2「宗教学・キャンパスカルト問題対策の領域から」 | 川島堅二 | 127 |
コメント「聖書学・キリスト教研究の領域から」 | 浅見定雄 | 129 |
発題3「法曹・被害者救済活動の領域から」 | 山口広 | 130 |
「著者からのリプライ」 133 | 櫻井義秀 中西尋子 |
133 |
質疑応答とセッションのまとめ | 135 | |
3 体験談研究における質的方法と量的方法の統合 ―概念と構造に着目した国際比較研究― | 川端亮 | 137 |
1.はじめに | 137 | |
2.普遍的な体験談の基本構造 | 138 | |
3.ウェブ上の体験談 ?何がどのように語られているのか? | 139 | |
4.体験談への反応 ?納得されたり反感を持たれるポイント? | 139 | |
5.体験談要素としての宗教概念 ?普遍的な体系はあるのか? | 141 | |
6.体験談のナラティブ構造 ?要素を組み合わせてわかること? | 142 | |
コメント | 143 | |
質疑応答 | 143 |
本文リンク(J-STAGE) | ||
論文 | ||
聖者の因子―中世インドのスーフィー聖者の事例から― | 二宮文子 | 3 |
近代真宗とキリスト教―近角常観の布教戦略― | 碧海寿広 | 17 |
日本人プロテスタントは「宗教」という言葉をどのように語るのか―ボジショニング分析による「宗教」に関する語りの質的検討― | 綾城初穂 | 31 |
日米の宗教概念の構造とその幸福度への効果―両国の共通性が示唆する普遍宗教性 | 渡辺光一 黒崎浩行 弓山達也 |
47 |
書評とリプライ | ||
葛西賢太著『現代瞑想論―意識変容がひらく世界―』 | 塩月亮子 | 67 |
書評へのリプライ | 葛西賢太 | 69 |
川瀬貴也著『植民地朝鮮の宗教と学知―帝国日本の眼差しの構築―』 | 佐々充昭 | 72 |
書評へのリプライ | 川瀬貴也 | 75 |
櫻井義秀・中西尋子著『統一教会―日本宣教の戦略と韓日祝福―』 | 塚田穂高 | 78 |
書評へのリプライ | 櫻井義秀 中西尋子 |
82 |
外川昌彦著『宗教に抗する聖者―ヒンドゥー教とイスラームをめぐる「宗教」概念の再構築―』 | 山中 弘 | 85 |
書評へのリプライ | 外川昌彦 | 88 |
幡鎌一弘編著『近世民衆宗教と旅』 | 西海賢二 | 90 |
書評へのリプライ | 幡鎌一弘 | 94 |
藤本頼生著『神道と社会事業の近代史』 | 宮城洋一郎 | 97 |
書評へのリプライ | 藤本頼生 | 100 |
藤本龍児著『アメリカの公共宗教―多元社会における精神性―』 | 新矢昌昭 | 102 |
書評へのリプライ | 藤本龍児 | 106 |
由谷裕哉・時枝務編『郷土史と近代日本』 | 鈴木正崇 | 108 |
書評へのリプライ | 由谷裕哉 | 111 |
2010年度学術大会・テーマセッション記録 | ||
1 「民衆宗教」再考―如来教関係史料から見えてくるもの―:コーディネーターとコメンテーターとの応答を中心に | 神田秀雄 | 115 |
はじめに | ||
1. 神田報告・安丸コメントの構成と如来教の概要 | 116 | |
2. 神憑りと宗教思想の源泉をめぐって | 116 | |
3. 信者たちの願望と教祖の教説をめぐって | 119 | |
4. 「現世中心主義」・「人間本位」をめぐって | 121 | |
5. 民衆宗教の歴史的位置づけをめぐって | 122 | |
2 現代社会における宗教社会学の可能性―「世俗化論」以後の課題と応答― | ||
趣旨説明 | 岡本亮輔 | 125 |
報告1. 日本の宗教社会学、宗社研/オウム事件以降―「宗教と社会」学会と会員は何をしてきたか― | 塚田穂高 | 125 |
報告2. 公共宗教論の更新 ―社会哲学への架橋― | 藤本龍児 | 127 |
報告3. ポスト世俗化の宗教論の射程―フランス現代宗教論を鏡として― | 岡本亮輔 | 128 |
報告4. 「イスラーム研究」における「世俗化」考察の背景、意義、可能性 | 高尾賢一郎 | 130 |
コメント1. | 山中 弘 | 131 |
コメント2. | 島薗 進 | 132 |
コメントへのリプライ・質疑応答とセッションのまとめ | 岡本亮輔 塚田穂高 |
133 |
3 脱中心化の神学 ―マージンからの声― | ||
趣旨説明 | 川橋範子 | 135 |
報告1. ポストコロニアル・フェミニスト神学の挑戦―アジア系アメリカ女性とはざま性― | 黒木雅子 | 136 |
報告2. 性暴力と宗教的ナショナリズム―日本軍「慰安婦」問題を神学する― | 山下明子 | 137 |
報告3. キリスト教におけるクィア・アクティヴィズムの可能性―〈コミュニティ〉から〈抵抗〉へ― | 堀江有里 | 139 |
報告4. 事件の神学―民衆神学における語り手と聞き手をめぐって― | 香山洋人 | 140 |
コメント1. | 寺尾寿芳 | 141 |
コメント2. | 絹川久子 | 142 |
企画者による総括 | 香山洋人 | 143 |
企画者による付記 | 川橋範子 | 144 |
4 臓器移植と人間文化―医学・医療vs宗教文化という二元論を超えて― | ||
セッションの趣旨 | 安藤泰至 | 147 |
報告1. 臓器移植と宗教文化―本当の問題はどこにあるのか?― | 安藤泰至 | 148 |
報告2. アメリカにおける脳死・臓器移植とキリスト教 | 土井健司 | 150 |
報告3. 移植できない臓器とはなにか? | 美馬達哉 | 152 |
コメント | 葛西賢太 | 154 |
コメントに対する報告者のレスポンス | 155 | |
全体討議 | 155 |
本文リンク(J-STAGE) | ||
論文 | ||
媒介される行為としての記憶―沖縄における遺骨収集の現代的展開― | 粟津賢太 | 3 |
韓国における比丘尼の社会参与―社会福祉活動による「下化衆生」の実践― | 全 惠松 | 33 |
現代カンボジアにおける仏教篤信家たち―ポルポト時代以後の東部村落部を事例に― | 武田龍樹 | 65 |
SGI-USAにおけるアメリカ化の進展―多民族社会における会員のインタビューから― | 川端 亮 秋庭 裕 稲場圭信 |
89 |
民衆宗教としての創価学会―社会層と国家との関係から― | 中野 毅 | 111 |
研究ノート | ||
Socio-economic aspects of the 'spiritual business' in Japan : A survey of professional spiritual therapists | Ioannis Gaitanidis | 143 |
書評とリプライ | ||
岩谷彩子著『夢とミメーシスの人類学―インドを生き抜く商業移動民ヴァギリ―』 | 松川恭子 | 161 |
書評へのリプライ | 岩谷彩子 | 167 |
大西克明著『本門佛立講と創価学会の社会学的研究―宗教的排他性と現世主義―』 | 笠井正弘 | 171 |
書評へのリプライ | 大西克明 | 178 |
清水哲郎監修、岡部健・竹之内裕文編『どう生き どう死ぬか―現場から考える死生学―』 | 安藤泰至 | 183 |
書評へのリプライ | 竹之内裕文 | 188 |
寺田喜朗著『旧植民地における日系新宗教の受容―台湾生長の家のモノグラフ―』 | 藤野陽平 | 192 |
書評へのリプライ | 寺田喜朗 | 197 |
長澤壮平著『早池峰岳神楽―舞の象徴と社会的実践―』 | 藤田庄市 | 201 |
書評へのリプライ | 長澤壮平 | 207 |
渕上恭子著『バイオ・コリアと女性の身体―ヒトクローンES細胞研究「卵子提供」の内幕―』 | 猪瀬優理 | 211 |
書評へのリプライ | 渕上恭子 | 217 |
堀江宗正著『歴史の中の宗教心理学―その思想形成と布置―』 | 津城寛文 | 222 |
書評へのリプライ | 堀江宗正 | 227 |
2009年度学術大会・テーマセッション記録 | ||
1 今日のSGI-USA ―"World Propagation" から "World Peace" へ― | ||
趣旨 | 川端 亮 | 233 |
報告1. アメリカSGIの歴史と現在―適応のプロセス― | 川端 亮 | 234 |
報告2. 信者の回心過程―アメリカ社会のエートスとsoka spirit― | 稲場圭信 | 236 |
報告3. 日蓮の21世紀―グローバリゼーション時代における― | 秋庭 裕 | 237 |
コメント1 | 中野 毅 | 239 |
コメント2 | 中牧弘允 | 241 |
コメントへのリプライ | 242 | |
総括 | 242 | |
2 カルト/スピリチュアリティ/現代宗教の把握 ―藤田庄市著『宗教事件の内側』、櫻井義秀編著『カルトとスピリチュアリティ』を題材に― | ||
趣旨 | 葛西賢太 | 245 |
コメント1. カルトとスピリチュアリティに対する価値判断の立脚点 | 岩田文昭 | 246 |
コメント2. 「カルト」という語の不自由さ | 吉永進一 | 249 |
コメント3. 宗教社会学・新宗教研究の領域から | 塚田穂高 | 251 |
レスポンス1. 「カルト」と「スピリチュアリティ」を並置したわけ | 櫻井義秀 | 255 |
レスポンス2. カルトにおける「精神の自由」侵害の観点こそ | 藤田庄市 | 258 |
全体討議 | 葛西賢太 弓山達也 |
261 |
3 教育資源としての〈宗教文化〉―宗教文化教育はどんな学問領域に関わるか?― | ||
趣旨説明 | 井上順孝 | 263 |
発題1. 中世文学の立場から | 牧野淳司 | 265 |
発題2. 宗教文化教育の資源としての神話 | 平藤喜久子 | 268 |
発題3. 科学技術コミュニケーションと宗教文化が出会うとき―言語学/コミュニケーション論の立場から― | 野原佳代子 | 273 |
発題4. 建築学の立場から―日本における社寺建築― | 山田岳晴 | 276 |
コメント | 岩井 洋 | 280 |
4 「民衆宗教」研究の新展開(2) ―「民衆宗教」とフェミニズムの対話― | ||
はじめに | 熊田一雄 | 283 |
報告1.日本の精神科医療における男性中心主義について―非医療モデルに立脚した援助機関を運営する立場から― | 信田さよ子 | 284 |
報告2.天理教教祖は強い父の夢を見たか?―日本の宗教界と宗教学の共犯関係― | 熊田一雄 | 286 |
報告3.救いの場のジェンダーとセクシュアリティ―非対称的な親密性の発生をめぐって― | 渡辺順一 | 288 |
報告4.真宗大谷派における女性言説の一例 | 菱木政晴 | 291 |
コメント | 島薗 進 | 293 |
リプライ | 295 |
本文リンク(J-STAGE) | ||
論文 | ||
聖地の零度―フランス・テゼ共同体の事例を中心に― | 岡本亮輔 | 3 |
巡礼地はどこにあるか―サイバーグレース時代における聖の場所性をめぐって― | 藤原久仁子 | 23 |
「韓流」と日本における韓国系キリスト教会―日本人メンバーの複層化に着目して― | 李 賢京 | 43 |
新新宗教における文化的ナショナリズムの諸相―真光と幸福の科学における日本・日本人観の論理と 変遷― | 塚田穂高 | 67 |
研究ノート | ||
沖縄における「EM(有用微生物群)」の変容―公的領域で語られたEM言説を中心に― | 吉野航一 | 91 |
キリスト教における当事者運動の可能性―同性愛(者)嫌悪への対抗言説の構築に向けて― | 堀江有里 | 107 |
書評とリプライ | ||
浅川泰宏著 『巡礼の文化人類学的研究―四国遍路の接待文化―』 |
今井信治 | 119 |
書評へのリプライ | 浅川泰宏 | 125 |
小池靖著 『セラピー文化の社会学―ネットワークビジネス・自己啓発・トラウマ―』 |
吉野航一 | 129 |
書評へのリプライ | 小池靖 | 136 |
櫻井義秀著 『東北タイの開発僧―宗教と社会貢献―』 |
綾部真雄 | 140 |
書評へのリプライ | 櫻井義秀 | 149 |
山田慎也著 『現代日本の死と葬儀―葬祭業の展開と死生観の変容―』 |
中筋由紀子 | 153 |
書評へのリプライ | 山田慎也 | 157 |
2008年度学術大会・テーマセッション記録 | ||
1 宗教の社会貢献活動―基礎論構築をめざして― | ||
テーマセッションの趣旨 | 櫻井義秀 | 161 |
報告1. 宗教の社会貢献活動の諸相 | 稲場圭信 | 162 |
報告2. 神社神道の社会貢献活動について―地域コミュニティにおける宗教的文化資源の活用の可能 性から― | 藤本頼生 | 166 |
報告3. 慈悲と智慧のネットワーク―グローバル化における「社会参加仏教」― | ランジャナ・ ムコパディヤーヤ |
170 |
コメント | 濱田 陽 | 174 |
質疑応答 | 寺沢重法 櫻井義秀 |
175 |
2 宗教心理学を考える | ||
はじめに | 松島公望 | 181 |
話題提供1. 心理療法とスピリチュアリティ―宗教と心理学をめぐる宗教学的考察― | 安藤泰至 | 182 |
話題提供2. 子どもを取り巻く宗教的環境 | 西脇 良 | 184 |
話題提供3. 宗教学のなかの宗教心理学―研究の可能性をさぐる― | 堀江宗正 | 186 |
話題提供4. 心理学 vs. 宗教学―宗教研究におけるパラダイムの衝突?― | 高橋正実 | 188 |
指定討論1. 心理学から | 齋藤耕二 | 191 |
指定討論2. 宗教学から | 深澤英隆 | 194 |
指定討論3. 宗教社会学から | 川又俊則 | 196 |
テーマセッション全体を通して | 松島公望 | 198 |
3 日本における「科学と宗教」の対話の意味を問い直す | ||
パネルの趣旨 | ポール・スワンソン 大谷栄一 |
199 |
報告1. GPSSプロジェクトの紹介と本セッションの目的の説明 | ポール・スワンソン | 201 |
報告2. 日本における「科学と宗教」研究の現状 | 芦名定道 | 201 |
報告3. 進化論と日本における「科学と宗教」 | 横山輝雄 | 204 |
報告4. 生命倫理からみた日本の「科学と宗教」―終末期医療における「尊厳」― | 伊藤道哉 | 207 |
コメント1 | 寺尾寿芳 | 211 |
コメント2 | 吉永進一 | 213 |
4 近・現代日本宗教におけるナショナリズムの諸相―神道・新宗教・海外日系宗教を中心に― | ||
はじめに | 塚田穂高 | 217 |
報告1. 明治期の神道・宗教とナショナリズム | 藤田大誠 | 219 |
報告2. 大正?戦中期における国家・宗教・ナショナリズム | 小島伸之 | 221 |
報告3. 移民・宗教・ナショナリズム―ハワイにおける日系宗教を中心に― | 高橋典史 | 224 |
報告4. 戦後新宗教とナショナリズム―戦後における大衆ナショナリズムの諸相― | 寺田喜朗 | 227 |
報告5. ポスト高度成長期以降の新宗教とナショナリズム―「真光」と「幸福の科学」における論理 とその変容― | 塚田穂高 | 229 |
コメントと質疑応答、まとめ | 塚田穂高 | 232 |
5 「民衆宗教」研究の新展開―新しい「階級」の時代の宗教社会学― | ||
企画の狙い | 熊田一雄 | 235 |
報告1. 「民衆宗教」と福祉―野宿者支援を手がかりに― | 白波瀬達也 | 235 |
報告2. 「民衆宗教」と暴力―天理教の事例― | 熊田一雄 | 238 |
報告3. 「民衆宗教」とジェンダー ―「家庭教育」は何のために?― | 薄井篤子 | 240 |
報告4. 「民衆宗教」としての創価学会 | 中野 毅 | 243 |
コメント | 島薗 進 | 246 |
報告者からのリプライ | 248 | |
企画者(熊田)からのリプライ | 251 |
本文リンク(J-STAGE) | ||
論文 | ||
ソロモン諸島の「聖霊の教会」と憑依現象―クリスチャン・フェローシップ教会における過去と現在― | 石森大知 | 3 |
ハワイの日系新宗教における信仰継承―天理教の教会長を事例に― | 高橋典史 | 23 |
現代ロシアにおける宗教的求道と「歴史」の選択―カタコンベ正教会のネオ旧教徒たち― | 藤原潤子 | 45 |
特別高等警察による信教自由制限の論理―皇道大本とひとのみち教団「不敬事件」の背後にあるもの― | 小島伸之 | 69 |
展望 | ||
チベット仏教におけるジェンダー間の平等を求めて―ダライ・ラマ、西洋人比丘尼、国際サンガと研究者― | 伊藤友美 | 87 |
書評とリプライ | ||
川又俊則・寺田喜朗・武井順介編著 『ライフヒストリーの宗教社会学―紡がれる信仰と人生―』 |
赤江達也 | 107 |
堀江有里著 『「レズビアン」という生き方―キリスト教の異性愛主義を問う―』 |
日平勝也 | 116 |
西村明著 『戦後日本と戦争死者慰霊―シズメとフルイのダイナミズム―』 |
藤田大誠 | 126 |
関根康正著 『宗教紛争と差別の人類学―現代インドで〈周辺〉を〈境界〉に読み替えるー』 |
古賀万由里 | 138 |
渡辺雅子著 『現代日本新宗教論―入信過程と自己形成の視点から―』 |
塚田穂高 | 144 |
宗教社会学の会編 『宗教を理解すること』 |
野中 亮 | 154 |
葛西賢太著 『断酒が作り出す共同性―アルコール依存からの回復を信じる人々―』 |
小池 靖 | 164 |
2007年度学術大会・テーマセッション記録 | ||
1 宗教社会学における調査研究の課題と実践―秋庭裕・川端亮『霊能のリアリティへ』(2004)、芳賀学・菊池裕生『仏のまなざし、読みかえられる自己』(2006)書評セッション― | ||
セッションの概要 | 黒崎浩行 | 173 |
コメント1:新宗教研究史における位置づけ | 塚田穂高 | 176 |
コメント2:真如苑研究と新宗教・現代宗教研究との関わり | 伊藤雅之 | 180 |
コメント3 | 櫻井義秀 | 184 |
著者からのリプライ1 | 秋庭 裕 川端 亮 |
188 |
著者からのリプライ2 | 芳賀 学 菊池裕生 |
191 |
2 映像宗教学の射程 | ||
セッションの趣旨 | 新井一寛 | 195 |
報告1. ファインダーを通じた「宗教的」空間の再構成―「茅の輪くぐり」を題材として― | 岩谷洋史 | 196 |
報告2. 宗教儀礼の「客観的」撮影の可能性―バングラデシュの割礼映像を事例に― | 南出和余 | 200 |
報告3. 映像の呪術性―南インドの事例より― | 岩谷彩子 | 203 |
報告4. スーフィー教団(タリーカ)の自画像に見るポリティクス―現代エジプトにおけるジャーズーリーヤ・シャーズィリーヤ教団の事例を通じて― | 新井一寛 | 208 |
報告5. グローバリズム時代の大量消費社会における「新たな宗教」に抗する「儀式的抵抗」活動とその記録映像をめぐる予備的な一考察―英国「ヴァキュームクリーナ」のアクティヴィストたちによる「ウィールマート」と「ショッピング礼拝」のプロモーションヴィデオを中心として― | 小田マサノリ | 212 |
コメント・質疑応答 | 新井一寛 | 214 |
3 ツーリズム・聖地・巡礼 | ||
パネルの趣旨 | 山中 弘 | 217 |
報告1. 表象される聖地―オタクと聖地巡礼― | 今井信治 | 218 |
報告2. 「キリシタンという記憶」のポリティックス ―長崎カトリック教会群の世界遺産化を事例として― |
山中 弘 | 222 |
報告3. 創出される表象空間―遍路道再生運動の事例から― | 浅川泰宏 | 225 |
報告4. 「異邦」の魅力 | 寺戸淳子 | 229 |
報告5. 中国観光に投影されたナショナル・アイデンティティ ―「民族聖地」をめぐるアイデンティティ・ゲームに注目して― |
真鍋祐子 | 232 |
報告に対するコメント | 橋本和也 | 235 |
4 仏教ルネッサンスの向こう側―ラディカルな現代仏教批判― | ||
はじめに | 熊本英人 | 239 |
報告1. ジェンダー平等 仏教界の理想と現実―仏教界のフェミニズム運動をめぐって― | 川橋範子 | 241 |
報告2. 医療と福祉のコミュニティとしての寺院のあり方と役割―ビハーラから地域への視点転換― | 根本治子 | 244 |
報告3. 仏教の平和運動―「平和」認識のポリティクス― | 大谷栄一 | 246 |
報告4. 僧侶とは何者か―現代における戒律の意味― | 熊本英人 | 248 |
コメント1 | 福島栄寿 | 251 |
コメント2 | 三土修平 | 254 |
おわりに | 川橋範子 | 257 |
特別寄稿 セッションをめぐる誌上討論 | ||
テーマセッション企画者の方々へ | 上田紀行 | 258 |
上田氏の応答に答える1 | 川橋範子 | 271 |
上田氏の応答に答える2 | 熊本英人 | 274 |
Top |
本文リンク(J-STAGE) | ||
論文 | ||
沖縄におけるキリスト教受容―沖縄バプテスト連盟と土着信仰の関係に見る― | 古澤健太郎 | 3 |
釜ヶ崎におけるホームレス伝道の社会学的考察―もうひとつの野宿者支援― | 白波瀬達也 | 25 |
ネオコンと宗教右派―公共哲学的観点による比較― | 藤本龍児 | 51 |
マレーシアにおける徳教の教団的展開 | 黄 蘊 | 75 |
戦後台湾における日本宗教の展開 | 藤井健志 | 105 |
書評とリプライ | ||
ランジャナ・ムコパディヤーヤ著 『日本の社会参加仏教―法音寺と立正佼成会の社会活動と社会倫理―』 |
足羽與志子 | 129 |
櫻井義秀著 『「カルト」を問い直す―信教の自由というリスク―』 |
大谷栄一 | 141 |
寺戸淳子著 『ルルド傷病者巡礼の世界』 |
浅川泰宏 | 153 |
矢野敬一著 『慰霊・追悼・顕彰の近代』 |
土居 浩 | 166 |
矢野秀武著 『現代タイにおける仏教運動―タンマガーイ式瞑想とタイ社会の変容―』 |
鈴木正崇 | 176 |
深澤英隆著 『啓蒙と霊性―近代宗教言説の生成と変容―』 |
葛西賢太 | 189 |
2006年度学術大会・テーマセッション記録 | ||
1 一神教としてのユダヤ教・キリスト教・イスラーム―「原理主義」から見た相互認識― | ||
報告1. ユダヤ学の立場から | 手島勲矢 | 207 |
報告2. キリスト教の立場から | 小原克博 | 214 |
報告3. イスラームの立場から | 中田 考 | 220 |
2 「原理主義」の実相―中東・アメリカ・EU― | ||
森 孝一 | 229 | |
3 地域社会における伝統的宗教習俗と新旧宗教 ―宮城県仙台市泉区およびその周辺の多角的フィールド調査から― |
||
趣旨説明 | 小島伸之 | 233 |
対象地域の概要―旧根白石村とその周辺の地域特性― | 寺田喜朗 | 236 |
報告1. 伝統的近隣集団の機能変容をめぐって―旧根白石村の契約講を事例に― | 寺田喜朗 | 238 |
報告2. 宗教講の現在―山の神講の変容を巡って― | 平山 眞 | 241 |
報告3. 寺院行事にみる仏教寺院と新規入檀檀家との関係性 | 高橋嘉代 | 242 |
報告4. 葬儀社を媒介とする村寺入檀の考察 | 瀧澤昭憲 | 245 |
報告5. 立正佼成会の地域布教をめぐる諸問題 | 小島伸之 | 247 |
報告6. 創価学会の郊外地域への展開 | 大西克明 | 249 |
コメント・討論 | 小島伸之 | 252 |
4 「カルト」問題研究の展開と課題 | 櫻井義秀 | |
はじめに | 255 | |
1. 報告と質疑 | ||
1.1櫻井義秀(北海道大学)「カルト問題研究の現状と展望」 | 257 | |
1.2 中西尋子(関西学院大学)「現役信者の調査研究―統一教会女性信者の事例を中心に―」 | 258 | |
1.3 渡邊太(大阪大学)「社会を創り出す―引きこもり青年のセルフ・ヘルプ活動に関わって―」 | 259 | |
1.4 弓山達也(大正大学)「スピリチュアル文化に見られる自律性と抑圧―すぴこんという場・参加者の事例から―」 | 262 | |
1.5 藤田庄市(フォト・ジャーナリスト)「コメント」 | 264 | |
2. カルト問題研究とアクション・リサーチ | 265 | |
おわりに | 272 | |
5 「ジェンダーで学ぶ宗教学」の可能性 | ||
川橋範子 | 275 | |
小松加代子 | ||
6 災害と救い | ||
趣旨説明 | 三木 英 | 279 |
報告1. 阪神淡路大震災と救い | 今井信雄 | 280 |
報告2. 震災モニュメント取材を通じて―変容と増殖の物語― | 井上利丸 | 283 |
報告3. 奇蹟とナショナリズム―南インドにおけるインド洋津波災害の事例から― | 杉本良男 | 286 |
報告4. スウェーデンの災害と救い―エストニア号沈没とスマトラ沖地震の大津波の比較― | 大岡頼光 | 290 |
報告5. 日本的「安全」は救いとして感得され得るか?―高度成長期における社員教育システムの検討から― | 金子 毅 | 294 |
Top |
本文リンク(J-STAGE) | ||
論文 | ||
宗教とインターネットに関する実証的研究とその実践的含意 ―コミュニケーションとマーケティングの視点から― |
渡辺光一 | 3 |
マウリド(生誕祭)におけるタリーカ(スーフィー教団)の祝祭性と非祝祭性 ―現代エジプトにおけるジャーズーリーヤ・シャーズィリーヤ教団の活動状況から― |
新井一寛 | 37 |
研究ノート | ||
グローバリゼーション理論と現代宗教 ―ロバートソンとバイヤー理論の比較による有用性の検討― |
加藤信行 | 65 |
展望 | ||
第28回ISSR / SISR(国際宗教社会学会)ザグレブ大会報告 | 中野 毅 | 81 |
「カルト」を問題化する社会とは ―第1回ICSA(国際カルト研究学会)マドリッド大会報告― |
櫻井義秀 | 97 |
書評とリプライ | ||
Keishin INABA Altruism in New Religious Movements: The Jesus Army and the Friends of the Western Buddhist Order in Britain |
Michael Shackleton |
111 |
村田充八著 『社会的エートスと社会倫理』 |
稲場圭信 | 123 |
弓山達也著 『天啓のゆくえ―宗教が分派するとき―』 |
岡尾将秀 | 132 |
西脇良著 『日本人の宗教的自然観─意識調査による実証的研究―』 |
岩田文昭 | 141 |
松岡秀明著 『ブラジル人と日本宗教―世界救世教の布教と受容―』 |
山田政信 | 152 |
櫻井義秀著 『東北タイの開発と文化再編』 |
矢野秀武 | 163 |
マーク・R・マリンズ著 『メイド・イン・ジャパンのキリスト教』 |
大江 満 | 175 |
2005年度学術大会・テーマセッション記録 | ||
1 神仏関係の歴史的実像―史料から見た信仰の場と組織― | ||
趣旨説明 | 189 | |
第1部 報告1. 中世前期の神社における仏教組織の動向 | 加瀬直弥 | 190 |
第1部 報告2. 中世神社縁起の製作と流布―蟻通明神縁起の展開をめぐって― | 新井大祐 | 192 |
コメント | 三橋健 | 194 |
ディスカッション | 195 | |
第2部 報告3. 近世偽文書と神職意識にみる神仏関係―元和・天和の「神社条目」について― | 松本久史 | 200 |
第2部 報告4. 幕末維新期の神仏分離に関する一考察 | 藤田大誠 | 202 |
第2部 報告5. 近代における神社参詣と地域社会―神奈川県江の島を事例として― | 森 悟朗 | 204 |
コメント | 阪本是丸 | 205 |
ディスカッション | 207 | |
総合討議 コメント | 林 淳 | 210 |
討議 | 211 | |
2 韓国における日本系宗教信者の意識と態度変容に関する調査―韓国既成宗教信者との比較分析― | 李元範 | 217 |
南椿模 | ||
3 宗教と心理療法の相互内在性―宗教哲学的・思想史的観点から― | ||
趣旨説明 | 安藤泰至 | 231 |
報告1. 心理療法における宗教的基盤について | 垂谷茂弘 | 232 |
報告2. 太霊道とその後 | 吉永進一 | 235 |
報告3. フランクルの態度価値をめぐる考察 | 松田美佳 | 238 |
報告4. AAにおける「語り」と「癒し」 | 脇坂真弥 | 242 |
コメント1. 宗教社会学の立場から | 葛西賢太 | 245 |
コメント2. 臨床心理学の立場から | 森岡正芳 | 246 |
コメント3. 宗教哲学の立場から | 岩田文昭 | 248 |
リプライ | 250 | |
おわりに | 安藤泰至 | 252 |
4 現代スピリチュアリティ文化の学際的研究―スピリチュアル・ナビゲーター(Spinavi)によるネットコミュニティ構築の試み― | 樫尾直樹 | 253 |
渡辺光一 | ||
河野昌広 | ||
弓山達也 | ||
Top |
本文リンク(J-STAGE) | ||
論文 | ||
華人のエスニシティと宗教 ―オーストラリアにおけるパプアニューギニア出身華人のキリスト教団体― |
市川 哲 | 3 |
女性のスピリチュアル・クエスト ―天台宗女性僧侶の求道を通して― |
黒木雅子 | 25 |
北アイルランド・ユニオニズムにおける第一次大戦の記念と表象 ―名誉革命期ボイン戦との記憶の接合をめぐって― |
酒井朋子 | 43 |
モンゴルにおける家庭内祭祀の動態 ―社会主義体制下の宗教統制を経て― |
滝澤克彦 | 63 |
書評 | ||
飯田剛史著 『在日コリアンの宗教と祭り―民族と宗教の社会学―』 |
丹羽 泉 | 85 |
川橋範子・黒木雅子著 『混在するめぐみ―ポストコロニアル時代の宗教とフェミニズム―』 |
川又俊則 | 96 |
杉山幸子著 『新宗教とアイデンティティ―回心と癒しの宗教社会心理学―』 |
葛西賢太 | 106 |
志賀市子著 『中国のこっくりさん─扶鸞信仰と華人社会―』 |
中西裕二 | 117 |
鈴木正崇著 『祭祀と空間のコスモロジー ―対馬と沖縄―』 |
福島邦夫 | 124 |
池上良正著 『死者の救済史―供養と憑依の宗教学―』 |
中村生雄 | 135 |
秋庭裕・川端亮著 『霊能のリアリティへ―社会学、真如苑に入る―』 |
永井美紀子 | 144 |
2004年度学術大会・テーマセッション記録 | ||
1 宗教の社会的貢献 | ||
宗教の社会的貢献―その条件と社会環境をめぐる比較宗教・社会論的考察― |
櫻井義秀 | 163 |
2 韓日宗教の相互受容実態に関する調査―韓国に進出している日本新宗教の実態― | ||
趣旨説明 | 李元範 | 185 |
報告1. 韓日における日本新宗教の受容実態に関する調査―経過報告― | 李元範 | 186 |
報告2. 韓国における日本新宗教の受容とその特性 | 朴承吉 | 189 |
報告3. 韓国に進出している日本系宗教の宗教的・状況的性格と信者の属性 ―天理教、世界救世教、生長の家の信者アンケート調査― |
南椿模 | 194 |
報告4. 済州地域における日本系宗教の布教活動 | 趙誠倫 | 199 |
討論 | 204 | |
3 近代日本の〈仏教〉概念の生成と変容 | ||
趣旨説明 | 205 | |
報告1. 「ブッダ」の誕生―「近代」の歴史記述と「仏教」― | 岡田正彦 | 206 |
報告2. 真宗と神道―近代〈仏教〉と神道非宗教論― | 福島栄寿 | 209 |
報告3. 1930年代、墓をめぐる実践が逆照射する仏教概念 | 土居 浩 | 214 |
報告4. 1930年代における「新興仏教」概念の表象をめぐって | 大谷栄一 | 217 |
コメント1. | 林 淳 | 221 |
コメント2. | 藤井健志 | 222 |
リプライ | 224 | |
全体総括 | 川瀬貴也 | 227 |
4 文化人類学から宗教を見る―オカルト的想像力と近代― | ||
趣旨説明 | 小田 亮 | 229 |
報告1. 文化人類学的宗教研究の系譜学 | 関 一敏 | 229 |
報告2. カネになる呪術、呪術になるカネ ―北ナイジェリア都市部伝統医の起業家的実践― |
近藤英俊 | 233 |
報告3. グローバリゼーションと「庶民ヒンドゥー教」の現在 | 関根康正 | 239 |
報告4. 「後背地」から―アフリカの妖術― | 阿部年晴 | 241 |
コメント1. | 大杉高司 | 246 |
コメント2. | 塩月亮子 | 250 |
質疑応答 | 251 | |
5 社会調査と宗教研究 | ||
社会調査と宗教研究―現代日本人の宗教意識の測定― | 川端 亮 真鍋一史 川又俊則 渡辺光一 |
255 |
Top |